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【感動物語】電車のトイレにトイレットペーパーがない! 試練に直面した男性がTwitterで救援要請し絶対絶命のピンチを切り抜ける

2015年1月9日

looroll

この世でもっとも心にダメージを与えるハプニングは何か? それは、ウンコをもらすことではないかと私(佐藤)は思う。経験したことがない人には、その心の痛みがわからない。自らに敗北したようなあの感触……。なぜだーッ! なぜ間に合わなかった!! 神は試練を与え賜うたか!? と真剣に自らの運命の過酷さを呪う気持ちになってしまう。

それを踏まえて、最近イギリスで起きた悲劇についてお伝えしたい。英国ランカスターに住むアダムさんは2014年12月初旬のこと、ヴァージングループが運行する「ヴァージントレインズ」に乗車していた。ユーストン駅からグラスゴー行きの19時30分の電車に乗り、トイレに入ったとき、まさかの事態発生! トイレットペーパーがなかったのである!! なんてことだ、誰かアダムを救ってくれ~ッ!!

・公式アカウントに投稿

幸いアダムさんはスマホを携行していたようで、すぐに救済のツイートを投稿したのである。このとき彼は、機転をきかせてヴァージントレインズの公式アカウントに届くように投稿していたのだ。

・ケツを拭かずに……

神は彼を見捨てていなかった! なんと公式アカウントから「どの車両ですか?」と返事が来たのだ。だが、ひとつだけ試練を与えられた。どうやら彼は車両番号を覚えていなかったようで、トイレから一旦出なければならなかった。なんとか工夫して車両番号「J」を、公式アカウントに伝えている。これ以上、彼の状況を想像するのはやめておこう。さすがの英国紳士でも、これ以上の詮索は耐え難い屈辱であるに違いないのだから。

・黒いスーツの男、あらわる!

そして、彼の元に救世主があらわる。手に「トイレットペーパー」という名の宝物を携えた、黒いスーツに身を包んだ男と遭遇することになる。きっとアダムさんの目には、黒尽くめの男が光り輝いて見えたに違いない。戦いは終わった、これから平和が訪れる……。彼の心には、温かい何かが去来したはずである。その場面を思い描くだけで、私は目に熱いモノを感じずにはいられないのである!

・名言「始めたものを終わらせた」

ちなみに救世主は大変心配そうな目で、アダムさんを見ていたそうだ。アダムさんは彼から宝物を受け取ると、「始めたものを終わらせた」とつづっている。何だろう、この偉業を成し遂げたような秀逸な表現は。まさしく感動のエンディングを迎えたのだ。アダム、ついに君は勝利した!! 過酷なる運命に抗い、自らの身に迫りつつあった敗北を打ち払ったのだ! 遠く隔てた日本から、君の勝利を賞賛しよう。私は君のことを誇りに思っているぞ!

人生には、乗り越えられそうにない問題や苦難が繰り返し訪れる。そんな時に、アダムのことを思い出して欲しい。試練に立ち向かい、勝利した男がいたということを……。

参照元:Twitter @AdamPlaysYTMetro.co.uk(英語)
執筆:佐藤英典

▼アダムさんの救助要請、ヤバイ!
https://twitter.com/AdamPlaysYT/status/539889837231591424
▼ヴァージントレインズが事態に気付く


▼無事にトイレットペーパーを手に入れた奇跡の瞬間だ。涙が止まらない(泣)
https://twitter.com/AdamPlaysYT/status/540218164924411904

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