ロケットニュース24

【追跡調査】秋田県の「アップルストア」は本当に存在するのか確かめてきた! 衝撃事実発覚に記者震撼

2014年12月29日

appleserch1

今年1年も、何かと話題になったアップル社。年明けに販売される福袋「ラッキーバッグ」にはじまり、6月には東京・表参道に8年ぶりとなる新店舗をオープン。9月にiPhone6・6 Plusを発売し、2015年には「Apple Watch」の発売を控えている。

そんななか、私(佐藤)は来年2015年のアップルストアの初売りに参加し、今回もラッキーバッグをゲットしようと考えているのだが、編集長のGO羽鳥からある提案がもたらされた。それは「秋田県のアップルストアに行ってみては?」というものだ。

秋田県にアップルストアは存在しないのだが、9月の iPhone6発売日に「アップルストア」と書かれたりんご直売所がネット上で話題になった。よし! そこに行ってみるかと思い、秋田県へと向かったところ……驚くべき事実が明らかになったのであるーッ!!

・手がかりがほとんどない

秋田県のアップルストアと名付けられた場所に関する情報は、とても少なかった。ネット上で話題になった画像が1枚あるのみで、そこがどこなのかまったくわからない。強いて挙げられるのは、画像に小さく写ったポールが1本。そこには「上野村」と書いてある……っぽい。私はそれだけを手がかりに、秋田県へと向かった。

・どうやら横手市

2014年12月25日、つまりクリスマスの日に私は東京駅から一路秋田へ。それと思しき場所は、どうやら秋田県横手市のようだ。東京発秋田行きの新幹線に乗り、大曲駅で途中下車して、奥羽線で横手市を目指す。天候を懸念していたのだが、幸いこの日は電車が運休するほど荒れてはいなかった。

・目覚めると銀世界!

早起きしたせいか、新幹線に乗るとウトウトと居眠りをしてしまった。目が覚めたのは発車から約2時間後。仙台を過ぎたあたりで目を覚ますと……ナンじゃこりゃーッ!!

車窓から見えるのは銀世界。一面真っ白、爆弾低気圧が到来して以降、東北では猛烈に雪が降り続いていたのである。予想はしていたが、ここまでとは!! 無事に秋田のアップルストアにたどり着けるだろうか……。

・1時間に1本

目的地に向かうにつれて、雪はますます深くなっていった。経由する大曲駅で下りると、除雪した道路の雪が腰のあたりまであるじゃないか。困ったことに、乗り継ぐ奥羽線の次発が1時間後。何もすることがない……。町を散策するにも、足元が悪くてそう遠くまで行けそうにない。仕方がないので、食事をして待つことに。

・横手市はさらに雪深く

ようやく電車が出発する時間を迎えて、2両編成の電車に乗り、横手市を目指す。この時点で雪の量はハンパなかったのに、横手市はさらに雪深くて衝撃を受けた! 大曲の倍くらいはあるだろうか。家屋に積もった雪の量が全然違う。雪下ろしをしないと危険だと思われる建物も少なくない。こっ、こんなに違うのか!? 本当にアップルストアを発見できるのか?

・痛恨の失敗

とりあえず横手駅を降りたのだが、自分がとんでもない失敗をしていることに気付いた。目指していたのは、横手市十文字町だった。そこまで電車を乗っていれば良かったのに、二駅も前で降りてしまったのである。次の電車は1時間後。これ以上待っていられない。仕方がなくタクシーで、十文字町の町役場、十文字地域局に向かうことに。これが思った以上に遠かった……。

・片道5000円でもほかに選択肢がない

都内で電車で2駅といえば、歩ける距離なのだが、地方だとそうは行かない。車で片道30分近くかかるのである。だが、ほかに選ぶ道はないので、運転手さんにお任せして地域局へと向かった。片道ですでに5000円近くかかってしまっているのだが……。

・運転手さんは知っていた!?

役場に到着する直前に、ふと気がついた。役場でアップルストアに関する情報を収集するだけでなく、この運転手さんに聞けば良いではないか。ということで、運転手さんにアップルストア画像を見せてみると……「これはあそこでないかな~」との返事が! わざわざ30分もタクシーに乗らずに、乗車する前に聞けばよかった……。

とはいえ、役所に到着したので、念のため情報収集してみることにした。すると、なんと……2箇所の候補が浮上したのである! はたして本当にアップルストアは存在するのか!? 衝撃の結末は次ページ(その2)へ続く!!

参考リンク:Twitter @GO_Hatsushiba6
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


【追跡調査】秋田県の「アップルストア」は本当に存在するのか確かめてきた! 衝撃事実発覚に記者震撼(その2)

・5人がかりで議論

受付で「つかぬ事をお伺いしますが、この場所、わかりますかね~」と iPad に表示されている画像を見せた。もしも私が受付担当だったら、 “忙しいのに、何を言ってんねん” と内心思うはずである。住所もわからないような場所を教えることは、難しいだけでなく面倒だ。

ところが……ここの役所の人たちはメチャクチャ優しかった! 最初は1人の女性が応対してくれたのだが、そのうち1人、また1人と職員が集まり出し──最終的に5人がかりで議論を始めたのである。マジかよ! 秋田の人めっちゃ優しいッ!!

・2箇所の候補浮上!

最終的に5人の職員さんは、入浴と宿泊が可能な『ゆっぷる』という施設の周辺ではないかと結論付けたのである。おお! やはりこの辺りだったか! 私の勘は間違いではなかった!! ……と喜んでタクシーに戻ると、運転手さんは「うん?」と首をひねる。どうやら運転手さんが目星をつけた場所とは違うっぽい。しかし、とにかくこの2箇所へ向かってみることにした。

・アップルロード

まず向かったのは『ゆっぷる』である。幸い2箇所とも、役所から近かったので、そう時間をかけずに確認することができそうだ。町の方からやや山間の方へ向かうと、さらに雪は深くなる。りんごの木が立ち並ぶ「アップルロード」と呼ばれる通りを走っていると、山の稜線さえあいまいになるほど、空も山も真っ白に見えた。ここか? ここにアップルストアがあるのか?

・カーブミラーはない

だが、到達してすぐに気付いた。ここじゃない……。なぜならば、Twitterで話題になっていた画像にはカーブミラーが写っていなかったのに、ここにはそれがある。残念……。ここじゃない、ここじゃない……。

・すれ違うのも大変な山道

しかし、まだ希望があった。それは運転手さんの意見である。彼は「真人公園」の辺りではないかと考えていた。気を取り直して、そちらへと向かう。山間を縫うように走る。除雪した雪が道路の大半を占拠しており、本来は難なく2台の車両が行き来できるはずの道路も、道幅が狭まりすれ違うのもやっとだ。

・秋田の人は優しい!

そうして、目的地に到着。その瞬間にすぐにわかった。「ここじゃない」と。せっかく運転手さんも考えてくれたのに、どうもここじゃない。景観は似通っているのだが、若干違うのだ。

念のため、すぐそばにあった旅館に意見を求めることに。するとここでも、旅館の人は親身になって、真剣にアップルストアのありかを考えてくれた。秋田の人はなんて優しいんだろうか。何の得にもならないと思うのに、どうしてそんなに真剣に付き合ってくれるのだろうか。この寒さのなかで町の人の優しさが私を温めてくれる……。

・いまさら衝撃事実発覚!!

結局これ以上の候補は浮かぶことなく、一路横手駅へと戻ることになった。その道中、私はふと思った。提案したGO羽鳥に意見を求めるべきではないか。もしかしたら、有力な情報を東京で得ているかもしれない。さっそく LINE でGO羽鳥に、「秋田のアップルストア、見つからんぞ」とメッセージを送ってみた。すると……!!

GO羽鳥 「あ、ごめん、あれ昨日調べたらコラ画像だった」

…………………………………………………昨日言え……。昨日俺に言っておけよ……。

・情報求む

秋田県にアップルストアは存在しない。「アップルストア」と看板を掲げたりんご直売所は存在しない。だが、このりんご直売所は存在するはずである。今は雪深く、この屋台は出ていないかもしれないのだが、この直売所は存在するはずである。

私はいつの日か、この直売所を発見したいと願っている。もしも何か知っているという人がいたら、情報求む! 私のTwitter(@Foodqueensato)に情報をお伝え頂きたい!!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

【画像でふりかえる秋田県アップルストアを探す旅】
▼新幹線に3時間以上揺られて到着した大曲駅。結構な積雪だ

▼道路を除雪した雪は、腰の高さまである

▼融雪用の路面散水

▼奥羽線で大曲から横手へ


▼電車は1時間に1本しかないので、逃すと大変

▼横手は大曲と比べると、積雪が倍くらい違う


▼雪下ろしをしないと、屋根がヤバイ

▼横手市の十文字地域局で情報を求めることに

▼職員さんの意見に基づき、ゆっぷるという施設に向かう。りんごの木が立ち並ぶアップルロード

▼りんごの巨大オブジェが建つ、ゆっぷる


▼ここではないか? という場所に到着したが、どう見ても違う。画像にカーブミラーはない

▼今度は運転手さんがここだと思う真人公園の方へ移動

▼ここじゃないか? と思われる場所にたどり着いたが、どうも雰囲気的に違う……

▼念のためにすぐそばの旅館で意見を求める。マイクロバスの運転手さんまで加わって議論したが、ここではないという結論。残念

▼GO羽鳥に意見を求めてみると……

▼先に言え……


▼俺は何しにここへきたんだ……

▼タクシー代が大変なことになってしまった

▼最後は運転手さんの藤原さんと記念撮影。お世話になりました~

▼東京に帰りま~す

モバイルバージョンを終了