皆さんは「コロスキン」をご存じだろうか? バスや電車の広告でその名前だけは知っているけど、実物は見たことないという人もいるのではないだろうか。飲食店で勤務経験のある方であれば、何のことかすぐにわかるはず。
コロスキンとは液状絆創膏のことである。製造販売元の東京甲子社の歴史は古く、どこの薬局に行っても大抵手に入るだろう。なぜ、飲食店勤務の人がこれを知っているのかといえば、猛烈に重宝するからである。おそらく飲食店の人でコロスキンが好き! という人は多いはず。いや確実に大好きだ!!
・水でも剥がれにくい
コロスキンは患部に塗布すると、すぐに固まって透明の被膜になる。患部をカバーして、ばい菌やホコリの侵入を防ぐのだ。また水に触れても剥がれにくいため、水仕事をしている人には大助かり。したがって、飲食業従事者に愛用されているという訳である。
・悶絶するほどしみる
私(記者)は飲食店に勤務していた頃、コロスキンをかなり多用していた。傷口に塗布すると、めちゃくちゃしみる! 悶絶するほど傷口にしみるのだが、乾き始めると、そのしみる感覚が消え、傷口をカバーしてくれるので滞りなく仕事に復帰することができた。
・接着剤のような匂い
コロスキンは接着剤のようなシンナー臭がするため、その匂いを好む人もいるようである。ちなみに、コロスキンを持ち合わせていなかった時に、瞬間接着剤で代用していた先輩がいたが、かえって傷を悪化させてしまう危険性があるので絶対にマネしないように。
なお、コロスキンを使用する場合は、説明をよく読んで正しく使用しよう。とにかく、コロスキンは飲食業従事者の強い味方である! これからも愛され続けることだろう。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼液状絆創膏コロスキン
▼患部に塗ると透明な被膜になる。使用する場合は説明をよく読もう