
予算数万円はする銀座の寿司店から、1皿数百円のリーズナブルな寿司店まで、日本の寿司屋の予算は非常に幅広い。そんななかでも一般の人が気軽に寄ることができるのは、やはり予算数千円の庶民的な寿司屋だろう。
今回はそんな庶民派の寿司屋のなかでも、東京で確実に最高の店と胸を張って言えるスゴい寿司屋を紹介したいと思う。それは東京都稲城市の団地1階に店を構える『ヨロシク寿司』である。
・いたって真面目な寿司店
正直、ヨロシク寿司という名前を聞くと最初は「変な店なのではないか?」、「店主が元ヤンキーなのではないか」と思う人もいるだろうが、実際はそんなことはなくいたって真面目な正統派の寿司店。
ヨロシク寿司の店主・目黒秀信さんは「全国寿司商生活衛生同業組合連合会」の会長も推薦する、『すしの技術大全』というブ厚い辞書ぐらいある寿司の教科書の著者。つまり全国の寿司職人の模範となるぐらい、技術のある職人なのだ。
だが、そんな目黒さんの寿司を食べられるヨロシク寿司の周りはかなりさびれていて、東京都のなかでもかなり地味な場所。団地のほかの店はほとんどシャッターが閉まっており、正直言って店だけ見たら普通は入るのをためらうだろう。
・勇気を出して入って欲しい
しかし勇気を出して扉を開けると、そこにはリーズナブルで美味しい寿司が食べられる、寿司好きにはたまらない天国が待っている。記者が訪れたときは一品料理+寿司14貫+お椀が付いて予算5000円で食べられたため、1人前なら3000円ぐらいの予算でも問題無いはずだ。
それぐらいリーズナブルな値段設定なのに魚はすべて天然物を使用しており、相当なこだわりがあるらしい。確かにどれを食べても「コレが予算数千円で食べられるなんて奇跡だ……」と思ってしまうぐらいの味だったので、食べた寿司をひとつずつ簡単に説明したいと思う。
・バチマグロ中トロ
1貫目に出されたバチマグロは、脂の乗りがほどよくスーッと口の中で溶けていく。本マグロやインドマグロと比べ脂がそこまで強くないため、最初に食べても後がもたれなくて良い。
・アオリイカ
2貫目のアオリイカは、丁度良く熟成されておりねっとりした歯ごたえで、非常に甘い。コレを塩で食べると甘味がさらに引き立ち、えもいわれぬ美味しさになる。
・キンメダイ
3貫目のキンメダイは、柔らかくて脂がのった美味しいもの。1貫目の中トロより脂がのっており、生のキンメダイの魅力をぞんぶんに味わえる。
・本マグロ大トロ
4貫目の本マグロ大トロ、コレはスゴかった。口に入れた瞬間に濃厚な脂の旨味はもちろんだが、いままで食べた本マグロのなかでもっとも甘さを感じたのだ。このレベルの本マグロは、高級店でもなかなか食べられないと思う。
・赤貝
5貫目の赤貝は、貝だけでなくヒモの部分も一緒に握ってある。貝の大きさも小さすぎず大きすぎずとベストだが、寿司が好きな人は貝の部分よりヒモを好む場合がある。それを一度に綺麗に握って食べさせるのは、かなりの技術が無いと難しいだろう。
・マツカワガレイ昆布締め
6貫目は、カレイのなかでもずば抜けて高級なマツカワガレイを昆布締めにしたもの。締め方が強すぎると昆布臭くなったり身がカチカチになってしまうが、昆布の旨味とカレイの旨味のバランスが絶妙な素晴らしい締め具合であった。
・北寄貝
7貫目の北寄貝は、北海道の小樽で食べた肉厚の北寄貝を思い出させる大きなもの。プリプリ感と身の甘さ、貝の香りがたまらない。
・クルマエビ
8貫目のクルマエビも、大きすぎず小さすぎずの寿司に一番合ったサイズ。茹で方も食感がもっとも良く、甘さが引き立つ程度になっており最高である。
・イクラ
9貫目のイクラは、自家製の醤油漬けになっている。皮が固くなりすぎていないので、適度なプチプチ感を楽しめた。
・ウニ
10貫目のウニは、ミョウバンくささの無いとろける甘さ! ウニは食べる海藻によって甘さや匂いがかなり違ってくるが、これはおそらく昆布を食べて育ったもっとも良いウニだろう。
・玉子焼き
11貫目の玉子焼きは出汁巻き玉子ではなく、カステラのような伝統的な江戸前の玉子焼き。材料は芝エビと調布市の農家が自宅でとれた野菜だけを食べさせて育った烏骨鶏の卵を使用しているというこだわりよう。もちろんとてもウマい。
・春子鯛
12貫目の春子鯛は酢で締められており、非常にさっぱりといただけた。脂が無く身に弾力があるので、柔らかい食感の寿司を食べたあとに丁度良い。
・穴子
13貫目はふわふわに煮上げられた穴子を香ばしく炙り、自家製のタレをつけたアツアツの寿司がマズいわけがない! お腹がいっぱいのはずなのにペロッといけてしまった。
・とろタク巻き
14貫目、最後はトロと沢庵を細巻きにしたとろタク巻き。もう何も言うことはありません。最高でした。
・一品料理も美味しい
……と、食べて数日が経過しているのにすぐ味が思い出せるぐらい美味しかった。正直言ってここまで美味しい寿司をこの値段で出す店は、都内を探してもほとんど無いだろう。
また、一品料理も素晴らしくアンコウを丸ごと一匹さばいて煮凝りにしたものなどのこだわったものから、岩牡蠣と間違えるぐらい濃厚でクリーミーな生牡蠣まで置いてある。
・先に予約したほうが良い
ただ店主おひとりで料理をされているため、ふらりと立ち寄っても入れない場合もある。予約をすれば確実に入れるので、予定が決まっているなら電話で先に連絡をしてから行ったほうがいいだろう。
アクセスはJR南武線の稲城長沼駅から徒歩10分弱とあまり良くないが、寿司好きならぜひ一度は足を運んでみて欲しい。きっと素晴らしい寿司と優しい店主に出会えるはずだ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ヨロシク寿司
電話番号:042-379-4649
住所 東京都 稲城市 大丸 630-6-106 第一都営団地内
時間 11:30~23:00
休日 火曜日
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
▼店はかなりさびれた場所にある
▼なんとなく入りづらい雰囲気があるが勇気を出して入ろう
▼寿司はどれも絶品
▼一品料理もムチャクチャうまいぞ
▼こんな本を出すぐらい店主はスゴい人! あまりに美味しかったのでamazonで購入してしまった。
▼読み終わって店主が東京の寿司組合の重鎮ということが発覚して笑った(笑)
なかの




















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