redcard12

サッカーの試合で小競り合いになることはしばしばある。しかし、レッドカード12枚が飛び交うような……試合に出場した選手22人のうち約半分が退場になる「乱闘」にまで発展することはまず考えられない。

もし本当であればウソだろと思いたくなるが、まさかまさかのそのまさか。そんな大乱闘が発生したので動画「Deportivo Roca 0 – Cipolletti 1: batalla campal en el Maiolino」と合わせてご紹介しよう。一体どのような経緯で発展したのかというと……。

・アルゼンチンでの試合

ありえない大乱闘が起きたのは、2014年10月15日に行なわれたアルゼンチン国内3部リーグのデポルティーボ・ロカ(黄) vs チポレッティ(緑)の試合。そのシーンが訪れたのは後半20分のことである。

・一人また一人と退場

チポレッティのマルコス選手が危険なファウルを冒したことが事の発端。続いてイエローカードを受けて抗議をしている最中に小競り合いになると、なんとロカのフェルナンド選手がマルコス選手を殴ってしまい、まずは一人目の退場者が出る。

・両チーム入り乱れての大乱闘

そして執拗に抗議したマルコス選手が2枚目のイエローカードで退場を告げられると「世紀の大乱闘」の幕開けだ。怒りが頂点に達したマルコス選手は先にピッチを後にしたフェルナンド選手へ襲いかかると、両チームの選手が入り乱れての大乱闘へとなるぞ。

・試合は中断したまま終了

そこからは殴るわ蹴るわ、真空飛び膝蹴りまで飛び出す荒れっぷり。さらにはサポーターが暴徒化し、警官隊も出動する事態となってしまう。動画の最後では救急車で搬送される選手も確認でき、見ていて痛々しい光景もある。

ちなみに審判団は試合を中止にしたのち、協議の結果両チームとも6人ずつ、計12人を退場とすることを決定。試合結果は中断した時のスコアが採用され、0−1でチポレッティの勝利となっているようだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼ヒドく蹴られた選手は救急車で運ばれる事態に……