人はギャップに弱い。少女漫画でヤンキー青年が捨て猫を救う姿に、何人の乙女が鼻血を流して恋に落ちたであろう? 愛らしい女性が実はカンフーの達人、なんてシチュエーションに弱い男子諸君も多いはずだ。
そこで今回は、みなさんの胸をキュンキュンさせてしまうギャップ動画をお見せしたい。主人公は、鳥のワシ! 空を飛ぶ姿はホレボレしてしまう雄大さを誇る、鳥の王者のかわいい姿を紹介しよう!!
・3カ月のハクトウワシ
今回の主人公は、生後約3カ月のオスのハクトウワシ君。お父さんとお母さんが狩りに出かけている間に、ひとりで遊んでいる姿が米モンタナ州で撮影されたのだ。このワシは、スプリンクラーに興味を持ったのである。
・好奇心の塊
どこか公園ような場所で、水をまき散らすスプリンクラー。すると、前述のハクトウワシがスタスタと歩いて近づいてきて、ぬれるのもおかまいなしに、水が出てくる場所を足で突っつき始めるのである。
自然界には存在しないスプリンクラーを、初めて見たのだろうか? 「なんだこれ?」とばかりに、執拗(しつよう)に突っつき続ける。少し間を置いてから、遊びを再開。
・足でギュッと押さえてみる
今回はただ突っつくだけでなく、足でギュッと押さえては、形を変える水を眺めて遊んでいるぞ。その姿を見て私(筆者)も子供のときにホースの先をギュッと押さえて、あらぬ方向に飛んでいく水を興味深く見ていたことを急に思い出した。
ワシも人間も、子どもが興味を持つものは共通しているのかもしれない……。何だかシミジミしつつも、鳥の王子様のカワイイ姿に実際にキュンとしてしまったのである。
・色々な姿が写真に収められている
ちなみにこの映像を撮影した野生動物写真家ジョアン・ロビンスさんによれば、ハクトウワシはスプリンクラーで約20分くらい遊んで、ビショビショになった後、次は誰かが残していったロープに関心を移して飛んでいったという。彼のサイトには写真も掲載されているので、気になる人は要チェックだ!
参照元:You Tube、Joan Robins Nature Photography(英語)
執筆:小千谷サチ
▼スプリンクラーで遊ぶ兄弟の姿を見ているメスのワシ。
▼メスのワシがロープで遊んでいると……
▼スプリンクラーで遊んでいたワシがやってきたぞ!
▼一緒に遊び始める
▼メスのワシはどっか行ってしまったみたい
▼巣で、親鳥と一緒にいるところ
▼飛ぶ練習