今やすっかり全国区になった感もある「台湾ラーメン」だが、ご存知の通り発祥は名古屋である。醤油ベースのスープに、ひき肉・にんにく、そしてがっつりと唐辛子で味付けされた、辛うまい中華そばだ。
そんな台湾ラーメン発祥の店とされるのが、名古屋を中心に8店舗を構える、『中国台湾料理 味仙』である。噂によれば、そんじょそこらの台湾ラーメンとは比較にならないほど激辛で激ウマらしい。食うしかねえだろ……! というわけで、名古屋の味仙で台湾ラーメンを食べてきたぞ!!
・JR名古屋駅からでも30分はかからない
味仙矢場町店は、地下鉄名城線矢場駅から徒歩5分くらいのところにある。JR名古屋駅から電車を乗り継いでも、30分はかからない。到着したのは平日の17時半頃。かなり広いお店で夕食にはまだ早い時間だったが、1階の席は半分ほどが埋まっていた。
名古屋出身の知人から、「味仙で食べるべき料理リスト」を入手していたので、それに従い注文したのは、台湾ラーメン・手羽先・子袋・台湾ちまきの4種類である。特に、台湾ラーメンが激辛なので、箸休めとして台湾ちまきを絶対にオーダーしろ! と言われていたのだ。
・手羽先も子袋も激ウマ!
まずやってきたのは手羽先と子袋。どちらも辛く味付けされていて、うまい! 特に子袋は、唐辛子とにんにく様のコンビネーションがやばい! ビールが恐ろしいスピードで減って行く。うまい! うまいけども……。
台湾ラーメンはこれ以上に辛いというではないか。若干不安になってきた筆者(私)のテーブルに、大本命の台湾ラーメンがやってきた……。まず見た目が赤い! 味仙のテーブルは赤で統一されているのだが、そのテーブルより赤いんじゃないかというくらい赤いっ!! だが、名古屋まで来てビビっている場合ではない。豪快に一口すすってみると……!
・汗でグシャグシャ
「ブハァッッァアアア!」むせた! ビックリするくらいむせた!! これは慎重にいかなきゃいけないヤツだ! 改めて食べていくと、「お、思ったより辛くないんじゃない?」と思ったのも束の間、唐辛子の辛さが時間差攻撃で襲ってきた! そりゃそうだ、こんだけ赤いんだもの!!
辛いだけではなく、濃厚なうま味があるから箸が止まらない。うまい! けど辛い! 辛い! だがうまい!! 体中の毛穴から汗がふき出し、体はビショビショどころかグシャグシャだ! 甘めに味付けされた台湾ちまきをチェイサーにしつつ食べ続ける! 熱くて出る汗なのか、もはや冷や汗なのかわからぬまま、気付けば完食していた……!
・お土産の台湾ラーメンもなかなかの再現度
「刺激的」という言葉では足りないくらい刺激的な一杯であったが、ご当地ラーメン不毛の地、名古屋でその地位を確立したことだけはあるうまさだった。ちなみに、駅などのお土産売り場で、「味仙の台湾ラーメン」が売られているが、再現度はかなり高かった。併せてチェックしてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 味仙 矢場店
住所 愛知県名古屋市中区大須3-6-3
時間 ランチ 11:30~14:00(土日15:00) / ディナー 17:00~翌01:00(金土02:00)
休日 なし
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼名古屋といえば手羽先。
▼そこまで辛くはない。
▼名古屋の知人オススメの子袋。
▼めちゃめちゃビールと合う!
▼台湾ちまき。
▼ねっとりとした食感で辛くない。チェイサーには最適だ。
▼台湾ラーメン。テーブルより赤い。
▼しかしうまい!!
▼味仙だ!