世界でもっとも生産・販売された自動二輪車をご存じだろうか? それはホンダの「スーパーカブ」である。日本だけでなくアジアでも良く見かけるこのバイクが、なんと立体商標登録されたそうである。
乗り物は日本では初、工業製品でも珍しいことなのだとか。さすがカブ、「ホンダの代名詞」といっても過言ではないだろう。
・高い耐久性
スーパーカブの生産が始まったのは1958年のこと。高い性能と耐久性に定評があり、発売開始から約60年を経てもいまだに愛され続けている。メンテナンスをきちんとしていれば、しっかりと走り続けるため、長らく愛用しているという人も少なくないはずである。
・一時「カブはダサい」という風潮
1980年代にスクーターブームがあり、一時「カブはダサい」という風潮があったものの、その後にカラフルなリトルカブが販売された辺りを機に、再び人気を盛り返し、今では時勢に左右されない不動の安定感を勝ち取るに至っている。
・晴れて立体商標登録
おそらくスーパーカブのユーザーの多くは、何らかの仕事で使用しているのではないだろうか。信頼できるマシンであること、それが仕事で頻繁に活用される理由ではないだろうか。立体商標登録がされたことにより、さらにブランド力を高めたと言って良いだろう。
ちなみに立体商標とは、コカコーラのボトルやカーネルサンダース立像など、商品やマスコットの形状そのものに適応される商標である。乗り物が登録されるのは大変珍しく、日本では初めてのことだ。スーパーカブは日本が世界に誇る二輪車である!