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人の想像を超えるような挑戦をする猛者がいる。一体なぜ? と思うようなことに、ひたむきに一生懸命取り組む人たちがいる。現在極寒の北極を極点目指して歩く、荻田泰永氏もその一人だろう。

英国にも呆れるような猛者がいた。トニー・モリソンも過酷な挑戦をし続けている。彼は冷蔵庫を担いでマラソンを走るのだ。フルマラソンも大変だというのに、どうして冷蔵庫を担いで走るのか? しかも24時間走や30日走など、途方もない距離を走っているのである。何が彼にそうさせるのか?

・冷蔵庫を背負って走る

会社のマーケティング・マネージャーを務めるトニーは49歳。決して若いとは言えない彼なのだが、走りにかけては自信があった。会社の仲間も彼のことをウルトラランナーと認めており、チャリティマラソンで一役買うことができると考えていたのである。

しかし、ただ走るだけでは、人々の関心を集めることはできない。そこで冷蔵庫を背負って走ることを思い立ち、2011年に「グレート・ノース・ラン」と呼ばれる英国でも屈指の規模のハーフマラソン大会に参加したのだ。無事に完走した彼は予想した通りに話題となり、世界17カ国でニュースとして取り上げられたのである。

・重量42kgを背負ってフルマラソン完走

その後にフルマラソンを完走。その後の3年間で、10の大会に参加し完走を果たしている。ちなみに彼の背負っている冷蔵庫は42kg。一般男性でも100mも走れるかどうか、それを背負ったまま、フルマラソンを走破するというから驚きだ。2012年5月には30日間にも及ぶマラソン大会にも参加している。実は、彼が走り続けるのには、もうひとつ理由があった。

・父親をガンで失くした

彼が参加しているは、ガンの研究機関のためのチャリティだ。幼くして父親をガンで失くした彼は、同じ悲しみを抱える人たちの役に立ちたいと思い、走り続けているのである。つい最近も超過酷な挑戦に臨んだ。それは1日で4回分のフルマラソンの距離(42.195km)を走るというものだ。

・168kmの半分を走破

だが、残念なことに、2回目を完走(84km)したところで、強制的に棄権させられてしまった。理由は日射病だ。これ以上走れる状態にないと判断した医師がによりドクターストップがかかったのである。残念ではあるが、40kg 超の冷蔵庫を持って1日で80kmも走ったのだから、超人と言って良いだろう。

そんな彼は自分のことを、「驚異的なことをする普通の人」と称している。どう考えても普通の人ではない。屈強な肉体と、鋼のような強い意志を持つ超人と言えるだろう。

参照元: ODDITYCENTRAL(英語)
執筆: 佐藤英典