サッカーの試合において、シミュレーションでファウルの判定を貰おうとする選手は少なくない。時にあまりの巧妙さでダマされてしまう審判もいるが、目を欺こうとする行為は厳しく罰せられる。
そんな褒められたプレーではないシミュレーションだが、ある選手の行為が笑えるくらいわざとらしすぎると話題になっている。その様子は動画「Berisha Red Card and Simulation vs Sydney FC」で確認可能だ!
・オーストラリアでの試合
2014年3月14日に行なわれたオーストラリアリーグ第23節のシドニーFC vs ブリスベン・ロアーFCの試合で話題のシミュレーションは見られた。前半40分にブリスベン(橙)のベリシャ選手とシドニー(水色)のライアル選手が交錯したシーンだ。
・一連の流れ
両者がルーズボールに飛び込むと、次の瞬間にはベリシャ選手が苦しそうにもだえ始める。リアクション芸人もビックリなのたうちまわり方だが、リプレイでよく見てみるとベリシャ選手の顔に当たった足は味方選手のものだ。
そして同時にベリシャ選手のタックルが遅く入ったこともわかる。ライアル選手が突き飛ばしたのは、この危険なプレーがあったからなのだろう。手を出すのはダメだが、これは怒るのも無理はない。
・審判の判定
このプレーに対し、審判はライアル選手にイエローカードを提示。ベリシャ選手にはレッドカードで一発退場を命じた。危険な行為をした上に水を失った魚のようなシミュレーションでは、審判の目に余るのも当然だったか。
レッドカードの判定で一転して元気になったベリシャ選手は審判に弁解しようとするが、聞き入れてもらえず結局退場。ブリスベンは一人少ない状況で長い時間を戦うことになったため、監督も苦い表情である。
試合の方は1−1の引き分けで終了。ちなみに得点は前半23分のベリシャ選手、前半35分のライアル選手のゴールと、ひと騒動を起こした二人によってのものであった。
▼これはわざとらしすぎる