事故により片腕の半分を失ったにもかかわらず、義手を使って華麗にドラムを演奏している男の動画が海外で注目を浴びている。なぜ注目を浴びているかというと、その義手がドラムを叩くためだけに作られたロボットアームだからである!
ロボットアームの使用により、生身の人間では叩けないような細かいフレーズを叩くことができ、ドラムの達人も思わずうなってしまうようなプレイを披露しているのだ!!
・あきらめなかった夢
ロボットアームでドラムを演奏している男の名前はジェイソン・バーンズ氏。2年前に不慮の事故により右腕の肘から下を失ってしまったが、プロドラマーになるという夢を諦めずにドラムを続けてきた。
・「ロボット・ミュージシャン」の専門家
そんなバーンズ氏のために義手を開発したのがジョージア工科大学のギル・ワインバーグ教授。同教授は人にあわせて自動で演奏をする「ロボット・ミュージシャン」の開発を専門にしているのだが、今回はその技術をドラム専用の義手に応用したということなのだ!
・自動演奏機能
ロボットアームは、2本のスティックにその秘密が隠されていた。1本は上腕の筋肉から発信される電気信号に反応して動くのだが、なんともう1本はその場で鳴っている他の音を聴き、即興で自動演奏をしてくれるという優れものなのだ!
・超一流ミュージシャンの魂が宿ったスティック
自動演奏をするスティックには、超一流ミュージシャンたちの演奏スタイルやがモデリングされている。つまり、義手自体に奏者がもう1人宿っているという状態なのである。
・元々すごいテクニックの持ち主であった
バーンズ氏が、ロボットアームではない普通の義手を使ってドラムを叩いていた動画も公開されているが、そこに映っているプレイは、すでに超絶であった……。
どうやら今回のロボットアームは誰が使っても、人間離れしたテクニックが手に入れられるというわけではないようだ。
参照元: YouTube、 likecool.com (英語)
執筆: ユーニーマン
▼細かいスネアロールに注目
▼ロボットアームではない、普通の義手を利用するバーンズ氏