昨年、日本で大流行した言葉といえば、ドラマ『半沢直樹』の「倍返し」だ。たとえ相手が上司だろうと、やられたらやり返すという流儀は茶の間に衝撃を与え、日常生活でその言葉を使ったことのある人も多いだろう。
そんな「倍返し」だが、遥か遠くのスペインで炸裂したと話題になっているぞ。今回はその様子を動画「Diego Costa (Atletico) hooks Federico Fazio (Sevilla); Fazio responds with punch to the stomach」と合わせてご紹介したい。
・スペインのリーグ戦
話題の「倍返し」は、2014年1月19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第20節のアトレティコ・マドリード vs セビージャの試合で起きた。当事者は、アトレティコの FW ジエゴ・コスタ選手とセビージャの DF フェデリコ・ファシオ選手だ。
・倍返しの流れ
激しいポジション争いを繰り広げる二人だが、まずはジエゴ・コスタ選手がファシオ選手の首を掴む。この行為に対し、ファシオ選手は目つきが豹変。そして次の瞬間にはジエゴ・コスタ選手の脇腹へボディーブローをお見舞いするぞ。
審判の見ていないところでの一瞬のやりとりだが、見事に倍返しが成立する流れとなった。最初に手を出したジエゴ・コスタ選手もまさかパンチを喰らうとは思ってなかっただろう。
・悪童のジエゴ・コスタ選手
一見かわいそうに思えるジエゴ・コスタ選手だが、実は悪童の一面があり、素行の悪さは評判だ。このプレーの前から両者の間では、すでに火花が散っており、ファシオ選手の堪忍袋の緒が切れたと推測される。
・この一連の流れに対するネットユーザーの反応
「イタソウ」
「ジエゴ コスタwww あれはかわいそうwww」
「これはアウトのやつですね(驚愕)」
「審判が見てないとこでジエゴコスタ殴られとるし(笑)」
「ジエゴコスタからはスアレス的な何かを感じる そしてファシオからボディーブローを受けてるのを見て笑っちまったw」
などなど、さすがにこれは痛そうといったコメントや、かわいそうといった声が見られた。審判の見えないところでの争いは、サッカーには付き物だが、殴られるとなると少々気の毒である。
ちなみにこのプレーに対しては両者お咎めなし。試合の方はアトレティコが前半18分に先制点を奪ったが、後半28分に追いつかれ、1ー1のドローで終了。お互いに勝ち点1を分け合う結果となった。
▼やられたらやり返す……倍返しだ!!
http://www.youtube.com/watch?v=MID1v_lu6U8
▼この試合で火花を散らし続けた二人
http://www.youtube.com/watch?v=lLy0FgBlNXs
▼ジエゴ・コスタ選手はなかなかの悪童だ