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多数の商店が立ち並び大勢の買い物客でにぎわう東京・上野の大型商店街「アメ横(アメ横商店街連合会)」。食料品や衣料品、日用雑貨などさまざまな商品がそろい、とくに年末は多くの人が訪れることで有名だ。

ところで、皆さんは「魚のアメ横」と呼ばれる市場通りがあることをご存じだろうか? あの盛況なアメ横の名前を借りる市場とあれば、きっと活気や品数もハンパないはず。いったいどんな場所なのかさっそく確かめに行ってみた!

・「魚のアメ横」は新潟県長岡市にアリ
「魚のアメ横」こと寺泊(てらどまり)魚の市場通りが位置するのは、新潟県長岡市。記者(私)は、JR越後線寺泊駅からバスで現地へ向かったが、長岡駅発のバスやマイカーでのアクセスも可能なので、興味がある方は公式サイトをご参照いただきたい。

バスを下車し歩くこと約10分、なにやらド派手な緑色の商店が視界に飛び込んできた! そう、それこそが「魚の市場通り」のスタート地点なのだ!

・午前中から買い物客でにぎわう
緑色が目印の商店は「寺泊中央水産」。こちらでは、名物のカニを中心とした鮮魚が所狭しと並んでおり、まだ午前中にもかかわらず買い物客でにぎわっていた。魚類をはじめイカや貝類など、どれもひと目見ただけで分かる鮮度の良さは、やはり漁港ならではの強みだ。

・高級魚から加工品まで幅広くカバー
市場通りには全部で11の商店が並ぶ。のどぐろや紅ズワイガニ、あわびといった高級魚介から塩辛やしそ白魚などの加工食品までカバー。殻つき岩ガキやホタテ、サザエなどの貝類も大充実!! ホウボウに舌平目、金目鯛や新巻鮭なども浜値で購入でき、見て回るだけでも十分楽しい。

・港町らしいダイナミックな食べ歩きができる
しかし、更にお楽しみなのが「浜焼き」だ! イカやエビ、貝などの串焼きはもちろん、さば一本まるごとの串焼きや、岩ガキをその場でむいて食べさせてくれる商店もあり港町らしいダイナミックなメニューも豊富。カニの足がドカッと入った名物「かに汁(100円)」も、かにエキスたっぷりで美味のひと言だ。

記者は無類の貝好きなので、つぶ貝、にし貝(店員さんいわく「さざえモドキ」)、ホタテの浜焼きを食したが、いずれも身が大粒! なおかつ口の中にジワッと広がる強い貝のウマミは病みつき必至!!

なお各商店の2階には海鮮丼などを提供する食堂もあるので、落ち着いて食事をしたい人はそちらを利用するとよいだろう。見て食べて、日本海の海の幸を心ゆくまで堪能できる「魚のアメ横」。魚介好きなら、新潟に行く際にはぜひ足を運んでみてほしい。

参考リンク:魚のアメ横
Report:黒井

▼「魚のアメ横」こと、寺泊魚の市場通り
teradomari
▼高級魚「のどぐろ」も浜値で購入できる
nodoguro
▼名物の紅ズワイガニ
zuwai
▼貝類も充実
kai
▼さばを1本丸ごと焼いたダイナミックな串焼き
saba
▼魚介以外のフライもある
agemono
▼ホタテの照り焼き。かなり大粒の身だ
hotate
▼1杯100円の「かに汁」。かにエキスたっぷりのスープだ
kaniziru
▼バス停から市場通りまでの間にある建物
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