皆さんは小さい頃、どんな画材で絵を描いていただろう? クレヨンや色鉛筆を使っていた人が多いのではないだろうか? その子どもも使う色鉛筆で描かれたイラストが話題になっている。
作品名は「Rocks and Water」。タイトル通り石と水が描かれているが、これがぐうの音も出ないほどリアルで美しいのである。
作品を発表したのはアメリカのカリフォルニアで活動するアーティストのエステル・ロワさんだ。エステルさんの作品はどれも色鉛筆で描いたとは思えないくらいリアル!! 注目すべきはその光沢と透明感だ。他の画材でもなかなか難しいこの光沢と透明感の表現を色鉛筆で表現してしまうとは信じられない。彼女の驚異の作品は、世界中に拡散した。
世界を震撼させた色鉛筆アートだが、エステルさんの絵の秘密はどうやら作業台にあるようだ。彼女が使用している作業台「イカロス・ドローイングボード」は温度調節をすることができる画期的な作業台である。紙をこの上に置き、色鉛筆やオイルパステルなどで絵を描く。すると画材が溶け出し、様々な質感を表現することができるというのである。
なるほど、なるほど!! 話だけ聞くと簡単そうだ。しかしエステルさんが公開している動画を見てみるとその手の動きは神業!! やはり誰にでもできるものではない。「Rocks and Water」は、新技術とエステルさんの巧みな画力が合わさって誕生した新時代のアートなのかもしれない。
参照元:Facebook Ester Roi、Icarus Art(英語)