モデルの土屋アンナさんが主演を務める予定だった舞台が、突然中止になった問題で、土屋さんの事務所がHP上にコメントを発表した。それによると、舞台制作会社が主張している内容と食い違う点が見られる。
・公演中止の原因は?
制作会社の株式会社タクトは、2013年7月29日にHPで土屋さん主演の『誓い奇跡のシンガー』の中止を発表した。その原因は、土屋さんが理由なく無断で舞台稽古に参加しなかったとしている。一方の土屋さんの事務所は以下のように伝えている。
・土屋アンナさんの事務所が発表した『舞台「公演中止のお詫びとお知らせ」に関して』
「舞台「誓い~奇跡のシンガー~」のホームページに掲出された「公演中止のお詫びとお知らせ」につきまして、弊社と致しましては、その事実無根の内容にただただ困惑しております。経緯といたしましては、本件舞台稽古期間中に、原案の作者の方から「本件舞台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない」という連絡があり、製作サイドに対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いしておりましたが、本日突然、製作サイドの代理人より、一方的に公演中止の決定と損害賠償請求の書面が届き、それと同時にホームページにもアップされたという次第です」(土屋アンナ公式ページより引用)
・それぞれの主張
双方の発表した内容を整理してみると次のようになる。
■制作会社の主張
「正当な理由なく無断で舞台稽古に参加しなかった」
「本番直前の通し稽古を除いた、8回中最初の2回のみ稽古参加」
「その後の稽古に不参加」
「そのことが原因で公演を開催することができなくなった」(『誓い奇跡のシンガー』公式ページより引用)
■土屋さん事務所の主張
「舞台稽古期間中に、原案作者から「舞台台本を見ていない」「承諾もしていない」という連絡があった」
「製作サイドに、原案作者の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いした」
「突然、製作サイド代理人から、一方的に公演中止の決定と損害賠償請求の書面が届いた」(土屋アンナ公式ページより引用)
・公演中止以前の問題か?
制作会社は土屋さんの稽古不参加を理由に、公演中止を判断したようだ。一方で土屋さんサイドは、原案作者の方の権利関係が不明瞭のまま、公演中止の通達を受け、困惑している状況である。どうしてこのようになってしまったのだろうか。もしかしたら、公演中止の判断が出るよりも前に、二者の間に何らかの問題が発生していたのかもしれない。いずれにしても、双方の主張が食い違っていて、何が起きているのかわからない状況だ。
・事実関係を調査
なお土屋さんの事務所は、事実関係を調査し、しかるべき対応をするとのことである。今回の問題は速やかに解決に向かえば良いのだが……。