少し前に超人気女優が、交際していた男性に対して、メールだけで別れを告げたという件が話題になりましたね。こういった別れについての考え方は人それぞれ。あなたは、この別れ方をどう思いますか? 今回は別れのお作法について考えてみましょう。
・近頃の「別れ」の特徴
一般男女にリサーチしたところ、意外と多かったのが「メールが来るだけマシ」という意見です。つまり、メールすらなく自然消滅や突然の音信不通をもって、別れを示唆する卑怯者もごまんと存在するとのこと。いかにも近頃らしい別れ方ですね。ノーと言えない日本人ならぬ、別れようと言えない現代人といったところでしょうか。
・ネットの「スルースキル」が影響か!?
この背景には、インターネットが少なからず影響しているのでしょう。私たち現代人の生活に欠かせない……。とまでいかなくても、生活の一部になっているSNSでは、「スルースキル」が大事とされています。自分が発信したことに対して、万が一否定的な反応が返ってきても、相手はどうせ顔も素性もわからない人物なのだから、いちいちムキにならずスルーしましょうという考え方です。スルースキルがないと、一般人でも炎上の危険に晒されることがありますからね。
・生き霊にご用心!?
本当に多くの人に、スルースキルが浸透してしまったのでしょうか? 「最近連絡くれないね」という恋人からのサインを、「別れたいなんて言ったら面倒なことになりそうだ!」とスルーし、そのまま音信不通・自然消滅に持ち込むことに対して、後ろめたさや罪悪感を持たなくなってきているように見受けられます。あなた自身は、「返事がないことが返事と思え!」というスタンスでも、相手は腑に落ちないでしょうね。その結果、いつまでたっても未練を残し、いつしか生き霊となってあなたの元へ……。という怖~い展開もありえます。音信不通・自然消滅は避けましょう。
・会って話したいと言われたら?
直接別れを切り出しづらいため、メールを利用する人もいるでしょう。音信不通・自然消滅よりはうんとマシです。問題はここから。相手が、メールだけで納得すればノープロブレムですが、おそらく「直接会って話をさせて」と要求されることがほとんどでしょうね。ぶっちゃけ、もう気持ちがない相手と話すのは時間のムダというのが本音でしょうが、そこは義務だと思って会いに行きましょう。交際期間が長かろうと短かろうと、今まで正式交際をしていたことに対する責務のようなものです。
・別れを承諾しない相手に対して……
対面での話し合いをしたからといって、相手が別れを承諾するとは限りません。別れたくないと駄々をこねられた場合は、無理に相手に合わせる必要はないでしょう。法的に夫婦の契りを交わしたわけでもなし、一方が別れたいと言った瞬間に、別れは成立します。ここからは、先述のスルースキルを持ち出しても良いと思いますよ。何度も話し合いを重ねることで、相手に期待を持たせるのも気の毒ですしね。
・スルースキル発揮のタイミング
スルースキルの出番は、対面での話し合い以降です。音信不通・自然消滅や、メールの返信をスルーするのはあまりにも無慈悲! スルースキル発揮のタイミングを早まらないよう気を付けましょう。