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唐突であるのだが、記者(私)は酒が好きだ。「酒のない人生は、人生ではない」と人前で豪語するくらいに酒が大好きだ。そんな記者を大満足させてくれる酒はないものか!

しかし調べてみれば世界にはありとあらゆる酒がある。ただ、どこの酒も普通のモノばかり! もっとガッツンとくる酒はないのかよ、と…調べていると、ブルース・リーの銅像でお馴染みのあの香港に、ヤモリで作った酒があるらしい。それじゃ、ちょっくら飲んでくるぜ アチャー!

・見た目は最悪なヤモリ酒
薬局のような店に入ってみると確かにヤモリの酒は売られていた。しかも、ここのヤモリの酒はハンパじゃない!  貯蔵瓶の中にはバラバラ死体となって漬けこまれた無数のヤモリたちがふやけて増えて、フニャニャの状態になっている。その様子はまるで「ふえるわかめちゃん」のようだ。このヤモリ酒はもともと漢方薬で使う乾燥ヤモリを酒に漬け込んでいるため、このような見た目になっているそうだ。ビジュアル的には最悪である.。

・お酒の色は意外にもキレイ
「かなりアルコール度数が高いよ」と、店主が教えてくれたので、一番小さいグラスで飲ませてもらうことにした。色はあのグロテスクな見た目からは想像もできないほどキレイ! オロナミンC色である。

・アルコール度数が強すぎて味がわからない
実際に飲んでみたところ、店主の忠告どおりハンパないアルコール度数! 飲んだ瞬間に嘔吐感をおぼえてしまうほどの最強アルコール度数である! しかも強すぎて味がよくわからないとキタ! とにかく、それくらいに強い酒なのだ! 心なしか生臭い気がしたので、ニオイ消しにジンジャーエールで割って、チビチビ飲むのが良いだろう。

・ヤモリの酒の効能について
酒の瓶に縦書きで表記されている効能によれば、右から「痰を取り除き肺を強くする」「腰を頑強にし力がつく」「補血し美しくなる」「精力を強くし肝臓を補う」と、解釈できる。つまり、呼吸器官とスタミナと美容と内臓に効果があるということだ。確かに滋補(栄養バツグン)と表記してあるだけのことはある。一部では万能薬とも言われているというが……そうわかると心なしか力がみなぎってきたぞ! なお、原料のヤモリは中国の広西チワン族自治区梧州市で獲れたものらしい。

このヤモリ酒が体にいいということはよくわかった。しかし、何度見てもグロテスク。あらゆる意味で最強だといえるだろう。もしヤモリ酒を飲むことがあったら、覚悟とジンジャーエールを標準装備して臨んでいくことをオススメする。

■今回訪問したお店
店名:SEE WONG YAN(蛇王恩)
住所:Woosung Street, 80 A, Yau Ma Tei, Kowloon, Hong Kong
Photo:RocketNews24

http://www.youtube.com/watch?v=j4mkaw5L_-8&feature=youtu.be

▼これがお店の外観である。どう見ても酒屋ではない
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▼これが酒瓶の中で「ふえるわかめちゃん」状態のヤモリである
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▼飲む前のヤモリ酒はキレイなオロナミンC色☆
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▼これは強い!
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▼2秒で吐き気が…!
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▼もうカンベンだ!
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▼ちなみに、このレストランではヘビの酒も売られています。
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▼ココがヤモリの酒を飲ませてくれるレストラン。

http://www.youtube.com/watch?v=j4mkaw5L_-8&feature=youtu.be