美味しいものがたっぷりの九州地方。海の幸から山の幸まで数えきれないぐらいの絶品グルメがあるが、冬に福岡へ訪れたら必ず行っておきたいのが、プリプリのカキを網焼きで楽しむ『牡蠣小屋』である。
牡蠣小屋では1皿に10~12個ぐらいのカキを1000円前後の激安価格で楽しめることで休日になると地元の人でたいへん賑わうのだが、今回は牡蠣小屋がたくさんあることで有名な、福岡県糸島市の加布里漁港にある『ひろちゃんカキ』に行ってみることにしたぞ!
加布里漁港までは福岡都市高速に乗って福岡前原有料道路を通り、前原インターチェンジで降りる。その後ちょっと走ると漁港まで着くので、行くのは非常に簡単だ。福岡空港からも40分ぐらいで着くので、アクセスはとても良い。
『ひろちゃんカキ』は朝9時から営業しており、到着した10時にはもうお客さんで大賑わい! お店の人もかなり大変そうだ。まだ席がちょっとだけ空いていたので座り、壁のボードに書かれているメニューを見るとどれも信じられない価格に衝撃を受けた。
「カキ1山1000円、アワビも800円~1100円、国産のハマグリも10個1200円って…」東京のオイスターバーとかで食べるとカキ1個300~500円もするのに、ちょっと信じられなすぎる価格である。だが、信じられないのは価格だけではなかったッ…!!
テーブルにある説明通りカキを焼き、殻をむいてレモンを垂らしてパクッ!「う、ううううううめえええええええっ!!」と叫びたくなるぐらいカキの味が濃厚! けっして塩辛いわけではないのだが、コレは何もつけなくても超ウマイはず! そのまま→レモン→醤油→そのまま 最高コンボキター!!
夢中でカキを一山ペロリと食べた後は、サザエ(4個で1000円)とハマグリ(10個1200円)を注文。どちらも生きているもので身がギッシリ詰まっており、確実に東京の居酒屋では食べられないレベルの味である。コレが居酒屋より全然安いとは…福岡県民マジでうらやましいわ…。
ちなみに牡蠣小屋では、焼き物以外の食べ物、たとえばおにぎりなどはだいたい持ち込みOKらしい。また、ジュースやお茶も自動販売機が外にあるのでそこで購入するようだ。正直こんなに安くて儲け度外視で経営が大丈夫かカナリ不安になってくるが、客にとっては最高なのは間違いない。
訪れたのは11月後半だったので、12月からもっとカキの身も大きくなってくるはず。年末に福岡県へ訪れる用事がある人は、ぜひ『牡蠣小屋』へ足を運んでみるといいぞ!
訪問店舗:ひろちゃんカキ
参考リンク:糸島半島牡蠣小屋ガイド
文・写真:なかの