「当たり屋」とは、走行中の自動車にわざとぶつかるなどして交通事故を引き起こさせ、ドライバーに金品を要求する悪質な犯罪である。

先日、台湾で大胆すぎる「当たり屋事件」が起きたそうだ。なんと当たり屋は50メートル先から助走をつけて猛ダッシュ! 車に突っ込んできたのだ。明らかにわざとぶつかっているにも関わらず、“事故の被害者”としての演技までかますというおまけつきである。

被害に遭った車にはドライブレコーダーが取り付けられておりその一部始終が克明に記録されている。

大胆すぎる当たり屋が激写されたのは、台湾南部の高雄市だ。8月23日、ある男性が車で市内を走行中のこと、約50メートル先から車道を逆走してくる歩行者に遭遇。

歩行者はそのまま車に向かって猛ダッシュ! そして体をかばうかのように、半身をひねってボンネットに激突してきた。これは誰がどう見ても完ッ全に当たり屋だ。バレバレにもほどがある。にもかかわらず、歩行者はぐったりとしてみせ、ボンネットから転げ落ちるようなそぶりを見せるなど演技をやめようとしない。

これは台湾ネットユーザーも

「マジかよ(笑)」
「超笑った!!!!」
「一瞬ネタかと思ったよ」
「こんな下手な当たり屋は見たことがない」
「なんやあの助走は!」
「ひどいなぁ(笑)」

などと呆れている様子だ。

ブチギレたドライバーが車から降り、当たり屋に「起きろ!」と怒鳴っているようだ。両者のやりとりはハッキリ聞こえないが、全てはドライブレコーダーで録画していることなどを伝えたのだろう。当たり屋は何やらひるんでいる様子が見てうかがえる。

今回は、映像というゆるぎない証拠があったが、もしドライブレコーダーがなく、目撃者もいなかったら一体どんな結末になっただろうか。当たり屋を含め、トラブルを未然に防ぐためには、万が一事故を起こしたら、まずは通報そして保険会社に連絡である。

参照元:Youtube automobileTV Brown