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【スペイン】芸術と美食の街「ビルバオ」は日本人なら一度行った方がいい! 熱烈に歓迎されてバルでご馳走にありつけるかもッ!!

2012年8月26日

今回は私(記者)がスペインを訪れた際に経験した、非常に嬉しい出来事についてお伝えしたいと思います。言うまでもなく、世界はとても広いです。あらゆる国と地域に、日本人観光客が出向いているのですが、そのなかでも穴場的なエリアがあるのをご存知でしょうか。

スペイン北部、フランスとの国境にある街「ビルバオ」は世界各国から観光客が訪れます。しかし意外にもアジア人、特に日本人観光客は少なく、ふらっとバル(バー)に入ると驚くほど歓迎されるのです。私は、とあるバルで店主に熱烈に歓迎され、お酒やピンチョス(フィンガーフード)をご馳走になりました!

バスク自治州にあるビルバオを、人口わずか35万人。これでもスペイン10番目の人口規模であり、港湾都市として栄えてます。日本の都市と比べるとずいぶん小さいように思うのですが、非常に成熟した文化を持っています。サッカーの強豪クラブチーム「アスレティックビルバオ」の本拠地であり、近年アートで街の復興をはたしました。

1997年にニューヨークに拠点を置く「グッゲンハイム美術館」(ソロモン・R・グッゲンハイム財団)の分館がオープンし、近現代美術専門の美術館として世界にその名を知られるようになったのです。

芸術だけではありません。この街をはじめとするバスク地方は、世界でも屈指の美食エリアです。バスク地方だけで、ミシュランの星の数は30個以上といわれ、スペインでおいしいレストランを探すのなら、絶対にバスクに訪れた方が良いでしょう。

レストランで優雅に食事をするほど、金銭的に余裕のない私は、バルを渡り歩きました。バルとは日本でいうところの大衆居酒屋です。しかし居酒屋と侮るなかれ、上質のワインと新鮮な食材を使ったピンチョスにありつけるのですから。むしろぜい沢なくらいです。

ビルバオに滞在している間に、何軒かのバルに出入りしていたのですが、どこへ行っても「珍しい客がきた!」と熱烈歓迎。なかには「開業以来初めての日本人客だッ!」というお店もあり、楽しい時間をすごすことができました。スペインを訪れる予定の方は、バスク地方・ビルバオに足を運んでみてください。もしかしたら、ご馳走にありつけるかもしれませんよ。ただし飲みすぎと身の安全には十分に注意してください。

取材、写真:Photographer Koach
執筆:フードクイーン・佐藤

▼ 夜のグッゲンハイム美術館

▼ 美術館にある蜘蛛を象ったブロンズ像。この像は六本木ヒルズにもある

▼ サッカー「アスレティックビルバオ」のフラッグ、チームメンバーはバスク人のみで構成されている

▼ ビルバオ駅構内

▼ 世界遺産に登録されているビスカヤ橋

▼ ビルバオ旧市街。街並みは大変美しい

▼ バスク発祥のフィンガーフード「ピンチョス」



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