開幕中のロンドンオリンピック2012、柔道で日本男子は金メダルを獲得することができなかった。国技であるだけに期待が高かったのだが、1964年の東京オリンピックで柔道が採用されて以来、金メダルなしは初めてのこと。大変残念な結果となったが、そのことについて発言した東京都の石原慎太郎知事の発言が物議をかもしている。
都知事は8月3日の定例会見で、「西洋人の柔道ってのは、けだもののけんかみたい」と発言。これがネットユーザーの間で話題となり、「言いすぎ」や「(東京への)五輪誘致はむり」との指摘が相次いでいる。
報知新聞が報じたところによると、石原知事は「西洋人の柔道ってのは、けだもののけんかみたい。(国際化され)柔道の醍醐(だいご)味ってどっかに行っちゃったね」(報知新聞より引用)として、知事自身が考える柔道のあり方と、今大会での競技かけ離れたものであったと説明している。この「けだもの」発言にネットユーザーは次のように反応しているのだ。
「じゃあ鎖国すれば! 柔道を五輪競技にしなければいい」
「五輪誘致はあきらめたか」
「それは言いすぎだな」
「けだものは言いすぎだろう」
「東京オリンピックあきらめた?」
「こんな知事がいる都市に国際大会開催する資格なんてないんだから」
「知事が差別発言したら当然招致も取りやめるべき」
「東京五輪招致の一番の障害がどこにあるかはっきりわかる」
「こういう負け犬の遠吠え発言は本当やめて欲しい」
「こんな駄々っ子・幼児が東京都知事とは恥ずかしい」
「これ、完全にアウトなんじゃ」
「そのけんかとやらに勝てない武道って、なんだろう」
……など。さすがに「けだもの」という言い方は、失礼ではないだろうか。それぞれ国を代表して出場している選手であり、日本の選手たちも同じルールにのっとって競技をしている。一部のユーザーが指摘しているように、差別的な発言ともとられかねない意見である。また、将来日本にオリンピックを誘致したいのであれば、発言には十分に注意して頂きたいものだ。
あなたはこの石原知事の発言を、どのように思われるのだろうか?
参照元:報知新聞