現地時間6月5日、アメリカ・ロサンゼルスで世界最大のゲーム見本市『E3 2012』が開幕された。ゲーム展示場がオープンする30分前から、数え切れないほど多くの人が列を作って開場を待っており、ゲーム関係者たちが抱いている新作ゲームへの期待の大きさが形として現れる結果となった。
記者(私)も実際に中に入ってみたのだが、どの企業のブースもゲーム関係者たちでいっぱいになっており、大いに盛り上がっていた。しかし全てのゲームが、一様に同じくらい人気だったというわけではない。
15分ほど並べばすぐプレイできたものがあった一方で、一時間以上待ってもまだプレイできないものもあった。ということで、有名ゲーム会社3社「ソニー・マイクロソフト・任天堂」において、どの新作ゲームが一番人気だったのかを、記者が実際に見た列の長さから勝手に予想したいと思う。
「時間帯によって、ブースに来るゲーム関係者の層が違うかもしれない」という懸念もあったため、何度も3社のブースを行き来して、なんとか導き出した予想である。それでは、ゲーム関係者たちの関心を集めたゲームは一体何だったのか、一社ずつ見ていこう!
【ソニー】
1番人気だったと思われるゲーム:PlayStation All-Stars Battle Royale(格闘アクションゲーム)
ソニーのブースにおいて、このゲームのためのスペースが一番大きかった。つまりソニーは今回、このゲームのプロモーションに力を入れている可能性が高い。その甲斐あってか、ソニーの新作ゲームのなかで一番長い列が出来ていた。
【マイクロソフト】
1番人気だったと思われるゲーム:Halo 4(一人称視点のシューティングゲーム)
これは遠くからも見てすぐ分かるぐらい、マイクロソフトのブースのなかで一番人気のゲームだった。だが、会場では実際にプレイできるわけではなく、大迫力の『Halo 4』映像を見られるというだけだ。それなのに、かなり長い列が出来ており、人気の高さを思い知らされた。
【任天堂】
1番人気だったと思われるゲーム:ニンテンドーランド、ピクミン3、バットマン アーカムシティ、アサシンクリード3、ZombiU、New スーパーマリオブラザーズ U
これらのゲームにはどれも本当に多くの人が並んでおり、正直どれが一番人気なのか分からなかった。きっとそれだけ新型ゲーム機「Wii U」には、魅力的なソフトが多いということなのだろう。
また長蛇の列がいくつもできていたせいか、任天堂のブースが全てのブースのなかで一番盛り上がっているように記者は感じた。
――いかがだっただろうか? みなさんが期待している新作ゲームはあっただろうか? 一応言っておくが、これはあくまで会場の列の長さから判断したものであり、来場者によっては違うように感じていたのかもしれない。
しかしどのゲームも魅力的だったことには違いないので、これからも動向を見守りながら、その発売を楽しみにしていて頂きたい。
(文、写真、動画=田代大一朗)
▼会場には、ゲーム展示場に入るためのこんなに長い列が出来ていた
▼『E3』の会場
▼会場にはもの凄い数の人が押しかけていた
▼ゲーム展示場の開場を待つ長蛇の列
▼会場の所々が『E3』仕様になっていた
▼取材に来たメディアの数もハンパない!
▼こちらがマイクロソフトのブース
▼圧倒的に『Halo 4』が一番人気だった!
▼『Halo 4』の装甲車。カッケーー!
▼こちらがソニーのブース
▼今回ソニーは『PlayStation All-Stars Battle Royale』のPRに力を入れているように感じた
▼新作『DMC デビルメイクライ』に並ぶ人たち
▼任天堂のブース
▼『ピクミン3』に出来た長蛇の列
▼『アサシンクリード3』も大人気だった!