突然だが、この扇風機のようなモノ、何であるかお分かりだろうか? 巨大扇風機? 乾燥機? 黒い物体? アハハッ! すべてブー!

答えは「風力発電機」。風力発電機といえばプロペラが付いたものをイメージするが、これは形状から性能まで全く違う。いったい、従来品と何が違うのだろうか。今回はこの革新的風力発電機を販売しているKISCO LTD.さんにお話を聞いてみた。

記者:まず従来品とこの風力発電機は何が違うのでしょうか。

担当者:ギアレス構造により35db(冷蔵庫並)の低騒音を実現しています。ですのでまず第一にとても静かです。従来品のタイプは以外と音がうるさかったのでそういう意味ではご家庭でもご利用いただけます。

記者:ほかに違う点はありますか?

担当者:ブレードから発電機までの距離が近いので従来品よりも効率的に電気を作るのことができます。無駄なくって感じです。また、効率的な風車形状によって1m/s以下の微弱な風でも十分回転します。

記者:ちょっと購入を検討したいのですが、おいくらぐらいかかるものなのでしょうか?

担当者:自宅で電気が溜められるタイプの「非系統連系システム」は160万円くらいですね。このタイプは売電は不可ですが、バッテリーを接続して非常用独立電源として使用可能です。また、もうひとタイプの「系統連系システム」(150万円)は売電が可能となります。なお、屋上などに設置される場合は、クレーン代などがかかるのでその点ご注意ください。

記者:ちなみに全く風がない場所(例えば体育館など)とかでは発電しないのでしょうか。

担当者:風が吹かない場所ではダメですね…。

記者:ありがとうございました!

ちなみにこの革新的風力発電機、今日まで開催中のスマートグリッド展2012(東京ビックサイト)にて絶賛出展中だ。一般の入場も可なので、気になった方は是非、昼食後にでもビックサイトに立ち寄ってみてはいかがだろうか?

写真:rocketnews24