誰もが一度は見たことのある暴走族。テレビ番組の通称『警視庁24時』などではおなじみの存在であり、田舎のみならず東京のど真ん中でも、たまに見かける神出鬼没の暴走族。一体なぜ、その文化が脈々と受け継がれているのか謎すぎるが、事実として2012年の日本にも暴走族は生き続けているのである。
そんな暴走族たちのクルマ、すなわち族車(ぞくしゃ)が大集合している動画が昨年2011年はじめにアップされ、クルマ好きな海外ネットユーザーたちの間で話題になっている。動画のタイトルは「Japanese Ricer VIP Convention!」である。
動画には、次から次へと出走する族車がバッチリとおさめられており、直管、竹ヤリ、タコ踊りにバイクの族車……と、一般道はまさしくカオス。雑誌『チャンプロード』の動画版といったあんばいになっている。バリバリバリバリバーリバリだ。
そんな族車に対し、海外ネットユーザーたちの反応はというと……
「理解しがたい」
「笑える」
「悪趣味すぎるだろ」
「なんてクソなんだ」
「史上最悪のクルマだらけじゃねえか……」
「クソ非常識」
「彼らはVIPではない。日本の “暴走族” というスタイルだ」
「チェーンソーの束みたいな音だな」
「下痢便サウンド」
「地球温暖化が心配」
「日本の恥」
「日本の謎」
などなど、唖然とした印象が強いようす。海外ユーザーのコメント「理解しがたい」「日本の謎」などは、海外ネットユーザーだけではなく、暴走族文化に触れ合わなかった日本の人々も同じことを思っているのではないだろうか。アイドリングストップの逆をいく彼らのアクセルワークは、環境にも経済的にもよろしくない。運転マナーの改善を期待したい。