夕立の前に必ずと言っていいほど鳴る雷。注意報や警報が出ることもあるが、その影響を受けるのは屋外でのプール授業くらいだ。あまり気にする人もいないだろう。

だが、雷を甘く見てはいけない。人が撃たれると悪くすると命を落としてしまう恐ろしい自然現象だ。またひとつ信じられないことが起きた。ある男性が雷に撃たれてしまったのだ。しかも、ただ撃たれたのではない。なんと股間に命中してしまったのである。

雷が股間を直撃したのは、スペインのマドリードに住む50代の男性だ。ある日彼はブラブラと散歩を楽しんでいた。

すると突然落雷が! なんと男性は雷に撃たれてしまったのだ。それだけでも大変なのだが、雷は男性の頭に当たるでもなく、腕に当たるでもなく、なんと股間を直撃したのである。

まさかの展開である。股間と言えば打撃だけでもかなりの痛みをともなう。男性が受けたのは雷。打撃のような強い破壊力に高圧電流も流れるあの雷だ。それがダイレクトに当たってしまうとは……男性なら聞くだけで心臓をつかまれたような苦しさを覚えはしないだろうか。

このニュースにネットユーザーは

「うわぁぁぁあ……」
「ゼウスにやられたか……」
「これは辛い」
「え、避雷針?」

などとコメントしている。中には身が縮む思いをしたユーザーも少なからずいるようだ。

男性はすぐに病院に搬送された。雷の直撃を受けると8割の人が即死すると言われている。しかし彼は股間を撃たれたにも関わらず、脳や心臓の損傷はなく命に別条はないそうだ。だが高圧電流を受けたため睾丸と足の裏に火傷を負ったそうだ。だがそれも軽度で済んだと報じられている。不幸中の幸いとはこのことだ。

日本では、これから夏にかけて雷が発生しやすい季節に入る。直撃だけでなく、一度落ちた雷の再放電による側撃にも注意が必要だ。雷が鳴り出したら樹木など高いものから離れ、自動車や鉄筋コンクリートの建物など安全な場所への避難を心がけたい。

参照元:ELMUNDO(スペイン語)