大手スーパー西友が3月10日(土)より関東圏・静岡エリアで中国東北部の吉林省産のコメを販売することを発表した。

西友規模のスーパーが外国産のコメを本格販売するのは1993年のコメの大凶作以来だそうだ。しかも原産地は食の安全問題が報じられている中国からである。西友は「安心・安全に絶対の自信」と発表しているが、ネットからは不安の声が続出している。

西友が発表したところによると震災・原発事故の影響でコメが品薄、価格が高騰しているため、中国米の販売を決定したのだという。

国産のコシヒカリの場合、産地にもよるが10キロ約4000~5000円で小売店で販売されている。一方、西友で販売予定の中国米は5キロで1299円。10キロ換算で2598円。価格としては大変魅力的だ。だが、中国産の食品と言えば毒餃子事件、残留農薬、また現地でもたびたび食品偽装が起きている。安全性に不安感を抱く人も少なくないだろう。
 
この件についてネットユーザーは

「怖い」
「外国産のお米はおいしくないと思う」
「まずい上に安心できないものは誰も買わない」
「倍出しても国産のものを食べる」
「そもそも中国米にニーズはあるのか」

と不安感を隠せない。
 
ちなみに、中国在住の日本人に中国東北米について聞いたところ、安全性についてはわからないとした上で「中国でもジャポニカ米は売られているけど日本のものに近いのはやはり中国東北部のお米。国産ブレンド米よりは美味しいと思いますよ。まぁ個人的には日本のコシヒカリには劣ると思いますが……」とのことである。
 
中国米の販売に関して西友は

「安全・安心で、かつ、おいしく、低価格なお米を求めるお客様のニーズは根強く、西友では今回、絶対の自信を持ってお薦めできる「中国吉林米」を低価格帯米の品揃えの1つとしてお客様に提供することを決定しました。」(公式サイトより引用)

と問題がないことを強調している。検査もきっちりやっているそうだが……皆さんはどうお思いだろうか?

参照元: 西友