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【男コラム】ふんどしは男の戦闘服 / 締めて分かったふんどしパワー

2012年1月25日

男性諸君、貴殿の下着は何だろうか。白いブリーフだろうか、それともトランクスだろうか。ビキニパンツという方もいるだろうし、Tバックの人もいるかも知れないが、おそらく一番多いのはボクサーパンツであろう。

だが、これだけは覚えておいてほしい。褌(ふんどし)がナカナカ良いのである。気持ちがビシッと引き締まり、むしょうに和太鼓を叩きたくなるような男のパワーがみなぎってくるのだ。

ちなみに私(記者)は、つい先日に初めてふんどしを身につけたばかりのふんどしビギナー。ネット通販でふんどしを注文し、届いてビックリ、「な、なんだよこれ、単なる布じゃないか!」という事態におちいった。

……そう! ふんどしには大きく分けて二種類あり、布にヒモが付いているパターンと、単なる細長い布であるパターンがあるのである。てっきり布にヒモが付いているのが普通だと思っていたので、これには本当にビックリした。

さらに調べてみると、意外な事実に驚かされる。一口にふんどしと言えど、実はメチャクチャ種類が豊富なのだ。例えば、前述の「ひも付きふんどし」で最もメジャーなのは「越中褌(えっちゅうふんどし)」。男性器の前に布がペロンと垂れているもので、別名「サムライパンツ」とも呼ばれている。

続いてメジャーなのは六尺褌(ろくしゃくふんどし)。オシリはバッチリと露出状態で、男性器のあたりを「キュッ」とハイレグ状態に包み込む。締める前の形状は単なる細長い布。「ヒモが付いていなくてビックリ」なのが、こちらのタイプだ。ヒモはなくとも、締め方さえ覚えておけばビシッと締めることができるので安心してほしい。

そしてこの「締めつけ感」がたまらなく良いのである。ブリーフよりも、ビキニよりもTバックよりも……闘志みなぎる一体感が沸き上がってくるのである。もしそこに神輿(みこし)があるならば、迷わずソイヤッ! ソイヤッ! と担ぎたくなるほどの闘魂である。

それはさておき、他にもいろいろ種類はある。かなりの露出度をほこる「黒猫褌」に、ふわりと優しく局部を包む「もっこ褌」などなど。また、ふんどしの注文時には長さや幅なども指定でき、自分が求める理想的なシルエットでふんどしing(フンドシング)することが可能なのだ。

最後にひとつ、思わずふんどしを付けたくなるトリビアをご紹介したい。褌(ふんどし)という漢字は、「衣」偏に「軍」と書くことからも分かるように、その由来は戦闘服であるそうな。

男の戦闘服、それがふんどし。どうしても気合いが入らないという時などは、ひそかに褌を身につけて、人には見えない闘志を燃やしてみるのも良いだろう。男は気合いだ。

(文=オリュンポス豪

▼ご覧いただきたい。単なる細長い布なのである。

▼これが六尺褌である。幅と長さは指定できる。

▼身も心もビシッ!と引き締まる。これがふんどしパワーだ。

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