大阪名物と言えば、たこ焼き! お好み焼き! そして忘れてはいけないのが「串かつ」だ。通常の店の場合、注文後に板前さんが目の前で揚げてくれる串かつ。だが、多くの串かつ店ではソースの二度づけ禁止という鉄板のルールがある。

記者もよく「しもうた、もうちょっとソースつけるんやった」ということがあったが、なんとコンビニで串かつ弁当を発見! しかもちゃんとソースまでついている! これは二度どころか三度でも四度でも好きなだけソースをつけられるのではないか。やるしかない! 早速食べてみたぞ。

近畿圏のローソンで限定販売されているのは、昭和4年創業の串かつ老舗「だるま」監修の串かつ弁当(580円)だ。串の具材は、かつ、エビ、イカ、レンコン、ししとう、たまご、赤ウィンナーなど種類も豊富だ。

電子レンジで加熱したので、やはり揚げたてのサクサクには敵わないのは仕方がない。だが、衣の下のカツは他の弁当のものよりしっとり柔らかで食べやすかった。そして何と言ってもソース。串かつのソースは普通のウスターソースより甘味があり美味しいのだ。

大阪の串かつと言えばソースの二度づけは厳禁ということでもよく知られている。串かつ弁当のパッケージにもお店同様「ソースの二度漬けは御遠慮下さい」としっかり釘がさされている。

これはネタなのか本気なのか一瞬悩んでしまったが、弁当のソースは一人分と小分けされている。これはどう考えても自分専用のソースだ。大きな声では言えないが、禁断のソース二度づけも可能なのではないか! 背徳感からドキドキしてしまったがコッソリ、そして大胆にソースをつけまっくって食べてみた。

やっぱりンマーーーイ! コクと甘味のあるソースは衣にしっかりとからむ。衣が具材をしっかりガードしてくれるのでたっぷりつけても具材に味がつきすぎることがない。口に入れて初めてソースが衣と具材が絡みあい、全ての味を楽しむことができるのである。店で食べるのももちろん美味しいが、こうやってソースを心ゆくまでつけて食べるのも最高だ!

なお、だるま監修の串かつ弁当は近畿ローソン(大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀)で、1月16日(月)まで限定販売とのことである。弁当のほかにも、だるま監修のカツサンドやカツおにぎりもあるそうである。
 
photo:rocketnews24.


▼二度づけあかんって書いてる
▼こちらが特製ソース、見た目はウスターソースやけど味は全然違うで!
▼串かつはソースつけて食べてな
▼二度でも三度でも……めっちゃいっぱいつけたるねん