週刊漫画サンデーで連載中の漫画『静かなるドン』。1989年に連載が開始され高い人気を誇る長寿漫画なのだが、2011年10月25日に最新第100巻が発売された。これを記念して同日より、東京・新宿の思い出横丁にある「つるかめ食堂」で、漫画を題材にした丼「静かなる丼」の提供が開始されたのである。

この丼は11月8日までの期間限定メニューで、この間に100巻の帯を店舗に持っていくと、なんとこのメニューが無料で食べられるというのだ。これは漫画を買っていくしかない!

作品はすでに週刊連載1000回を達成しており、単行本の発行部数は4200万部にもおよぶ。物語は一般人とヤクザ、2つの顔を持つ主人公近藤静也の日常を描いたものだ。昼は下着メーカーで冴えないデザイナーの静也なのだが、夜は3代目総長として1万人の子分を持つ広域暴力団を取り仕切っている。

漫画はもちろんのこと、アニメ・ドラマ・映画など、さまざまなメディア展開を行っているのである。そしてついに単行本は100巻の大台に到達した。これを記念して、つるかめ食堂とのコラボレーションが実現、静かなる丼が完成したのだ。

実際に食べてみたところ、お店の看板メニュー「ソイ丼」(大豆とひき肉を使ったカレー風味の丼)をベースに、白髪ねぎを盛り、そのうえにはサングラス型に切り抜いた海苔が乗っている。サングラスは静也のトレードマークであり、これを海苔でうまく再現している。

カレーと白髪ねぎの相性が良く、思わず箸が進む。お店の看板メニューをベースにしているだけあって、安定感のある丼に仕上がっている。ご飯 + 大豆 であるために、見た目以上にボリュームがあることを覚えておいて頂きたい。女性が完食するには、ややボリュームがあるといえよう。

このメニュー、100巻の帯を持っていくと期間中無料で食べられるとのことなので、是非とも足を運んで頂きたい。ただし、1日50食限定なのでお早めに。

写真:Rocketnews24
参照元:静かなるドン キャンペーンページ

▼ 新宿・思い出横丁なかほどにある「つるかめ食堂」
▼ お店の前で静也が待ってるぞ
▼ 見た目以上にボリュームのある「静かなる丼」
▼ 思い出横丁を散策するのも面白いぞ