『スターフライヤー』という名の、真っ黒でハイセンスな航空会社をご存じだろうか? 飛行機の外装と客室すべて黒で統一されており、一度見たら脳裏に焼き付くほどのカッコよさ。フライト数は東京~北九州間が一番多いため、北九州に用がある人は利用したことがあるかもしれない。

2011年7月1日からは、福岡~羽田線も就航してとても利用しやすくなった。ということで今回、羽田空港から福岡空港へ、試しにスターフライヤーに乗ってみることにした。多くの人が気になるのは、デザイン以外の細かな違いではないだろうか? 特徴をまとめたのでご紹介したい。

1. 液晶モニターがある
「音楽チャンネル」「ビデオチャンネル」「地図」などが利用可能。「地図」では、目的地までの航路と地図が表示される。ちなみに、この液晶モニターは離陸後、車輌収納から約2分後に利用できる。

2. 「ヘッドレスト」「フットレスト」がある
「ヘッドレスト」は頭を寄せる部分を色々と調整でき、「フットレスト」は足を置く位置を3段階で調整できる。

3. コンセントがある
携帯、PCを充電できる。また、機内には、携帯専用充電池も用意されている。

4. カクテルテーブルがある
センターシートが空席の時は、このセンターシートを「カクテルテーブル」として利用できる。

5. タリーズコーヒーなどが無料で飲める
タリーズ以外では、「ウィルキンソンジンジャーエール」「ミネストローネ」「日田天領水のお茶」「アップルジュース」などが飲める。

6. 全席、革張りシート
すべてのシートが革張りになっていて、普通の布のシートではない。ヨーロッパや東南アジアの国際線には同タイプのシートがあり、あまり大きくない飛行機に多いタイプのシートである。

以上の6つの特徴があった。客室の雰囲気は、黒で統一されているためゴージャス感があった。だが、黒という性質上、汚れも目立っていたのが残念なポイントだったが……、これは仕方ないかもしれない。

総合的にみれば、比較的安い運賃でここまでサービスが行き届いている飛行機会社は少なく、高評価といえる。現在は東京~北九州間、東京~福岡間、東京~大阪間の3つの路線があるので、もし利用する機会があれば一度乗ってみてはいかがだろうか? いつもとは違った雰囲気を楽しめるはずだ。

写真:ロケットニュース24