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【闇の大人たち】第20回:台湾電脳街ルポ 高雄の町も萌えていた!

2011年4月2日

高雄──。台湾南部に位置する第二の都市である。日本ならさしずめ大阪といったところだが、人も車も少ない、静かでひなびた田舎町といった雰囲気だ。

到着早々、そんな高雄にアキバのようなエリアがあると聞いて向かったのが、高雄駅前の大通りを15分ほど東に歩いたところにある「チャンミンショッピングエリア(長明商圏)」。通りの両側には、想像していたショボさとはまるで無縁の立派な電脳ショップがズラリと並んでいた。

早速、大きめのパソコン店やカメラ店を観察。残念ながら日曜にも関わらず客はまばら。ところが、そんなご時世でもオタグッズを売る店だけはなぜか大繁盛。複雑な心境でカメラを構える私でした。

まずは日本にあっても全く見劣りしない食玩専門店を見学。店頭に晒されていた小太り女の監視カメラ映像(万引き常習犯と思われる)を横目で見ながら、コスプレ衣装、マンガ、ラノベを取り扱う専門店で美少女抱き枕を確認。台湾の同志も抱き枕がお好きなようでひと安心。

時折、どこをどう見てもくたびれ果てた中古インクカートリッジ(墨水という)を山積みした屋台(?)を道路っ端に見ることがあるが、これらはインクの補充屋(墳充墨水)さん。台湾のPC街では、こうしたインクの詰め替え屋さんが当たり前に市民権を得ており、熟練の店員が面倒な詰め替えをすべて代行してくれる。

アキバの路地裏でピーコソフトや胡散臭いブツを売ってる、露店商だかなんだかわかんない違法なおっさんたちに告ぐ。マジコンはもうお腹いっぱいなんで、この路上詰め替え屋台を日本で広めてくれ!
(取材・文・写真=クーロン黒沢

▼インク交換屋台 台湾ではあちこちにあります

▼食玩・ガシャポン専門店

▼ガシャポン専門店でお尋ね者の小太りオタクガール

▼コスプレ・同人誌・ライトノベル専門店

▼抱枕系列 台湾のマニアさんも抱き枕が大好き

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