ポケットに入る手頃なサイズに、もりだくさんの機能がギッシリと詰まった、ペンタックスのコンパクトデジカメ「Optio RS1000」。約1400万画素で4倍ズーム、手ぶれ除去機能に高速連写(16連写!)、スマイルキャッチはもちろんのこと、その日の服や気分によってシートの色を変えたり、写真やイラストを挟んだりする事で、本体の外観を自分だけのカメラに変えられる「着せ替え」機能などなど、まさにコンデジ界の幕の内弁当的な商品である。お出かけのお供に最適と言えよう。
しかし、そんな「Optio RS1000」が持つ多彩な機能の中でも最強に楽しいのが「顔がひとまわり小さく写る小顔モード」である。小さく写るというよりも、撮影した写真をデジカメ内で自動加工するといったこの機能。実際に試してみたぞ!
撮影した写真をデジカメで再生し、モードボタンから「小顔フィルター」を選択。きちんと撮れている人物写真ならば、カメラが自動的に顔を認識し、あとは大きさスライダーで「+(プラス)」か「-(マイナス)」を選ぶだけ。デカ顔にしても仕方ないので、もちろん選ぶのはマイナスだ。
すると……!?
たった一回の小顔フィルターで、普通の体型のオッサンがガタイの良いマッチョなオッサンに大変身! まるで毎日ジムに通っているスポーツマンのような雰囲気だ。もしもFacebookに写真を登録するならば、迷うことなくマッチョの方をチョイスだろう。もしかしたらモテるかも?
これだけでも十分楽しいし、みんなでやれば盛り上がること間違いなしだが、出来れば限界の小顔に挑戦していただきたい。やり方は至って簡単。先ほど小顔にした写真を、再度「小顔フィルター」にかけるだけ。これを延々と繰り返していくと、マッチョどころか『キャプテン翼』レベルの小顔になり、やがてナウシカの巨神兵レベル、最終的にはエヴァンゲリオンの使徒のようなハイパー小顔人間になることができるのだ!
究極小顔はやりすぎだとしても、「小顔フィルター」はかなり遊べる。ちなみに、様々な顔写真で検証してみた結果、最もバランスが良いのは「小顔フィルター1回のみ」だ。2回になると、バスケットボールの選手のようになり、ちょっとやり過ぎ感が漂う。
なお、この「小顔フィルター」、ひとつだけ注意してもらいたいことがある。それは小顔になった自分の写真と元の写真を見比べたとき、「うわ、オレってこんなに顔がデカかったのか……」と軽いショックを受けてしまうことである。ということでデカ顔の元写真は、思い切って削除してしまおう。
写真:ロケットニュース24
使用機材:Optio RS1000
▼ハイパー小顔の佐藤記者
▼左が元写真、右が小顔フィルター1回だ。