地上デジタルテレビやエアコン、冷蔵庫を購入するともらえる家電エコポイントは、金券や電子マネーなどに交換できる有り難いポイントだ。そんな家電エコポイントが見直されるという話しを聞いたが、どれくらいになるのかをご存じだろうか。

実は、ほぼ半額になるうえ、ポイントを付加する条件が厳しくなるのだ。

経済産業省は2010年10月8日、家電エコポイント制度の見直しの詳細を明らかにした。家電エコポイントが突然なくなってしまうと、消費が低迷するため、今回の見直しはソフトランディングを図るための調整措置というわけだ。

2010年12月1日以降の購入分から、実勢価格の変化等を踏まえ付与するエコポイントを下記のとおりに変更する。

●エアコン
3.6KW以上  9,000点  → 5,000点
2.8KW、2.5KW  7,000点  → 4,000点
2.2KW以下  6,000点  → 3,000点

●冷蔵庫
501リットル以上  10,000点  → 5,000点
401~500リットル  9,000点  → 5,000点
251~400リットル  6,000点  → 3,000点
250リットル以下  3,000点  → 2,000点

●地上デジタル放送対応テレビ
46V以上  36,000点  → 17,000点
42V、40V  23,000点  → 11,000点
37V  17,000点  → 8,000点
32V、26V  12,000点  → 6,000点
26V未満  7,000点  → 4,000点

また、ポイントを付加する条件だが、2011年1月1日以降の購入分から、以下の品目・場合に対象を限定する。
・省エネラベル☆5の製品(エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビ)であって、買い換え(リサイクル)の場合
・買い換えの場合に限定することに伴い、リサイクルポイント加算制度は廃止する。

リサイクルポイントは現在、エアコンが3,000点、冷蔵庫が5,000点、地上デジタル放送対応テレビが3,000点となっている。2011年1月1日以降購入分については、廃止されることを考えると、年末までが買い換えのチャンスと言えるだろう。