今年5月より東急ハンズなどで販売が開始された『ゾンビの肉』という名のビーフジャーキーが話題を呼んでいる。面白情報を伝えるブログ『奇想天外生物図鑑カラパイヤ』でも紹介され、ナンと海外のサイトでも取り上げられたのだ。早速東急ハンズで購入し、ゾンビの肉を炊き立ての白いごはんにかけてみた。
パッケージには血まみれのゾンビのイラストが掲載され、非常に恐ろしい。『魔界の定番珍味・黒こしょう風味』と書かれているが、こしょうが魔界の定番とは知らなかった。『ゾンビのお肉なのに柔らか!ジューシー!』と、硬いはずの肉の印象を覆す言葉も並べられている。
封を開けると中から青い肉が出てきた。色を見るだけで、食べる気が十分になくなる。さらにこの青色は、粉末か何かのようなもので着色されており、ポロポロと落ちるのだ。落ちた粉はまるでカビのように見える。とても口に運ぶ気になれない。きっと、この青色は、ごはんの白さで映えるだろうと思い、白い炊き立てのごはんの上に乗せてみた。予想通り、ごはんを汚染するかのごとく、ゾンビの肉は存在を主張する。
しかし、一度口に入れると普通のジャーキーだ。パッケージにあるようにとっても柔らか。おまけにジューシー。青いだけで普通のジャーキーであったことに若干ガッカリした。少しくらい腐臭がした方が、ゾンビの肉に相応しい。ついでにと言ってはなんだが、目玉焼きの上にも乗せてみた。目玉焼きの場合は、ごはんに比べて容易に青い色が付着するので、『汚染された感』がさらにアップ。味は卵の甘みとジャーキーの塩辛さがマッチしておいしかった。
場を盛り上げるのに『ゾンビの肉』は最適。お土産にご贈答に、是非、購入をオススメしたい。
Photo by Rocket News24 Staff / 本誌記者撮影
▼これが中身。見るからに毒々しい
▼白いごはんが汚染されるようだ
▼最後は記者がおいしく頂きました
▼目玉焼きに溶け出す青。こちらもおいしく頂きました