毎年10月末にアメリカで行われるハロウィン。最近は日本でもヨーロッパでもアメリカ風のハロウィンが流行っているようです。
ここスイス・チューリッヒでは、おそらくハロウィンの原型と思われるお祭りが毎年11月上旬の土曜日に各地域で行われます。“蕪(カブ)の明かり”と呼ばれるこのお祭り、アメリカのハロウィンがカボチャをくり抜いた飾りを使うのに対し、チューリッヒでは、ずばりお祭りの名前どおり蕪(カブ)を使います。
蕪(カブ)の中をくり抜き、外側に色々な模様を入れいきます。そして中にローソクを入れて、長い紐をつけて持ち歩けるようにして完成です。最近は、持ち歩くタイプ以外にも、様々な形の屋台も作り、お祭りを盛り上げています。
夕方6時。外灯が消され真っ暗になります。そしていよいよ、子供達が蕪(カブ)の堤燈を手に行列を始めます。この堤燈ですが、名前を彫り入れたり、ハートや星を入れたりと、かなり手がこんでいます。それぞれのオリジナルティーが発揮されています。もちろん小さい子供ではなかなか上手く作れないので、親が奮闘して“蕪の明かり”祭りを盛り上げていくんですね。
▼夜に子供たちが街中を歩く様子。
▼男の子がカブでできた提灯をぶらさげています。
▼壊れかけ?
▼カブに様々な模様が描かれています。
▼カブ提灯に彩られたお家。