近年は不況で、資格取得者が何かと優遇されるとあって、資格取得に関心が高まっています。特に転職のタイミングでスキルやキャリアの棚卸をして、自分に足りない資質を資格と補おう・・・そんな風に考えて資格試験に挑む人が多いようです。

転職コンサルタント会社『エン・ジャパン』による、『転職活動に関するアンケート(有効回答者数668名)』で、『転職活動でやっておけばよかったことはなんですか?(3つまで回答可)』という質問に、『資格取得』が1位になっています。2位の『応募先企業の情報収集』と10%以上の差をつけて、圧倒的な得票数を獲得しています。09年に入って、益々その傾向は強まっているのではないでしょうか。

そこで記者が前職で出逢った、『資格の鬼』と称されたある主婦の方の秘策をお伝えしたいと思います。主婦と侮るなかれ、その方は資格取得率90%を誇る資格マニアで、過去に取得した資格は、『通訳案内士』、『手話通訳士』、『時刻表検定』、『歴史能力検定』、『消費生活アドバイザー』、『旅行地理検定』 など、手当たり次第に挑戦し、合格しています。時には検定のはしごをするくらいで。では、この方の秘策をお教えしましょう。

『資格の鬼』の秘策は2つ。まず1つ目。

1.試験会場のライバルと闘う
これは、例えば『合格率50%』の試験の場合、『2人に1人は受かる』と考えるそうです。普通は『全体で50%が受かる』と考えるのですが、『資格の鬼』は隣の人に勝てば、試験に受かると考えます。そうすることによって、自分の目標が可視化出来、集中力が高まるそうです。見えざる敵よりも、見える敵と闘う。これが1つ目の秘策です。

2.合格得点 + 50点

次の秘策は、合格ラインを遥かに越える勉強をすることだそうです。合格ラインギリギリの勉強だと、僅差で落ちることも否めません。しかし『資格の鬼』は、例えば、80点の合格得点の場合、130点になる勉強を目指すそうです。採点を満点にしても100点にしかならない場合も、130点を目指します。『受かればいい』という運任せを排除する秘策です。

そこまで考えて、合格しない時はあるのかと記者が尋ねると、

「資格に落ちる方が、難しくなった」

と力強く言い切りました。資格取得を目指す方、是非この秘策で資格取得を!

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