うどんやそば、肉じゃがや出し巻き玉子など、多種多様な和風料理に欠かせない材料といえば、「出汁(だし)」である。

現在までは簡単に使えるだしとして顆粒タイプのものが普及してきたが、最近は液体タイプの『白だし』が急速に広まってきていることがめんつゆや鰹節で知られるヤマキ株式会社の調査により明らかとなった。

それは11月29日、奥様に人気のテレビ番組『はなまるマーケット』で放送されたのがきっかけで、白だし上位40アイテムの売り上げ個数が前年同日比で407%を記録するなど急激な増加を見せた。

また、前年同比で463%、それ以降も市場全体で200%近い売り上げ増を記録するなど、月末である29日からの影響にも関わらず11月は前年比で金額、容量、個数が軒並み大幅アップする事態となっているようだ。

これは量販店の販売数調査だけでなく、TwitterやFacebook、ブログなどでも日々白だしに関する情報が掲載されていることからも明らかで、特にTwitterで「白だし」と検索するとネットユーザーたちが白だしを使い、和風料理だけでなくパスタやかぼちゃの煮物、塩焼きそばまで様々な料理に活用していることが確認できる。

白だしの利点としてはやはり「顆粒タイプと比べ、ダシの風味が良い」ことと、「色が薄いのでめんつゆと比べ食材の色味を失わずに調理できる」ことだろう。特に関西風のうどんを作るときはつゆの色が濃くなってはダメで、ダシの香りが命なことから、白だしは非常に重宝される調味料である。

お雑煮や鍋、炊き込みご飯などこれからの季節に嬉しい料理にも幅広く活用できる『白だし』。今後更に普及していきそうな商品である。

参考リンク:ヤマキ 白だし