なんとオランダで「山」を作る計画が浮上しているという。一体どういうことなのか。

これは、ジャーナリスト Thijs Zonneveld氏(30)のあるジョーダンから始まった。彼はネット上で、「人工的に山を作ろう」とコラムで書いたのだが、これが意外にも大きな反響を呼んだ。

そもそも、オランダは農地が50%以上で、もっとも高い標高で323m。日本のような山々は存在しない。したがって、オランダ国民は、山への憧れが強いのだ。今回のプロジェクトの支持者は「オランダに山ができれば、他国でスキー旅行や登山に行かなくても良いだろう」とメリットを強調する。それ以外にも、観光、不動産、雇用の活性化など、多面的なメリットもあるとしている。

ただし、ここでネックになるのが、その山を作る予算だ。規模的には、幅5km、高さが1km~2kmのものを想定しているようだが、それには、30年ほどかかり、なんと、約6兆円~37兆円もかかると言われている。

Thijs Zonneveld氏は、「色々と計算してみたが、この計画は雲をつかむ話ではない。もちろん、様々な問題があるが、クリアーにしていけば、大きな成功を掴むことができる」と述べ、大きな自信をあらわした。

果たして、世界一の超高層建物「ブルジュ・ドバイ」(高さ828メートル)よりも高い人工山は実現可能なのか、可能ならば年月がかかろうとも是非実現してもらいたいものだ。

参考:planetski.eu