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創業60年の阪神そばのDNAをこっそり継ぐ駅カレー屋「ミンガス」に行ってみた / 立ち食いそば放浪記403回:大阪梅田

35分前

ダンジョンと呼ばれて久しい大阪梅田駅。JR、阪急、阪神、大阪メトロと、とにかく大阪駅や梅田駅だらけなので接続がカオスなのだ。例えるなら渋谷スクランブル交差点が街レベルで顕現してるようなものである。私(中澤)は大阪出身だけど普段利用しない鉄道会社の梅田駅への行き方は分からない。

したがって、阪神電車の大阪梅田駅もいまいちピンと来ないものの1つだったんだけど、先日周辺をウロついていたところ、改札のところにこっそり味のある店が佇んでいることに気づいた。その名は『カレー&そば ミンガス』。カレーショップにも駅そばにも見える店の正体とは?

・カレーショップっぽいけど

外観のファーストインプレッションは「ちょっと風格のあるココイチ」的なカレーショップの印象を受けるこの店。ちょうど昼時だったのもあり、店外に置かれた券売機を覗いてみたところ、そばメニューがカレーと同じくらい充実していた。

確かに、よく見たら軒や看板にも「カレー&そば」と記載されているが、カレーショップのサイドそばではなくそばパートにもガチ感を感じる。カレーショップにも駅そばにも見えるバランスは、まさしく駅カレー&そば屋だ。

・カレーなのか、そばなのか

その独特のバランスがちょっと面白かったので「ざるそばチキン南蛮カレー丼セット(税込1180円)」の食券を購入し入店してみた。壁際のカウンターデスクに並ぶ1人席につくと、すぐに番号を呼ばれキッチンカウンターにセットを取りに行く。店内の雰囲気はどちらかと言うと駅そばみが強い。

まずカレーを食べてみると、甘めの欧風カレーに豊かなコクがある。メニュー看板ではトッピングの派手さが目立っていたけど、カレーソースのウマさにカレー専門店の独自性を感じた。やっぱりカレー屋がメインなのか?

そう考えながら、ざるそばを食べてみると、のど越しの良さに驚いた。キュッと締まった冷やしそばに、濃厚な辛さのあるつゆがベストマッチしている。大阪のそばでは珍しいくらい洗練されたざるそばだ。そばはそばでタダモノではない。

・実は老舗駅そば

カレー屋のそばなのか、そば屋のカレーなのか。繰り返される自問自答。実態を知れば知るほど、分からなくなる店だ。どこかに糸口はないかと店内を見回していたところ……

ミンガスの説明の看板を発見した。どうやら、ミンガスは梅田地下で半世紀以上続く老舗カレーショップのようだ。やはりカレー屋のそばなのか。と思いきや……

もう1つ掲示されている看板「阪神そばからミンガスへ」によると、そばはそばで駅そばの『阪神そば』のものである様子。ミンガスが1972年創業の創業54年なら、阪神そばは1966年創業の創業60年だ。合わせて創業114年。ハイブリッド感スゲェェェエエエ!

・店員さんに聞いてみた

ところで「阪神そばからミンガスへ」ってことは、元は阪神そばなんだろうか? その関係性は看板からは読み取れなかったので店員さんに聞いてみたところ、ミンガスは最初からミンガスとしてオープンしていて、阪神そばとは運営会社が同じなんだそうな。

カレーとそばのハイブリッドになったのは駅の再開発に伴う2021年のリニューアルオープンかららしい。阪神そばは尼崎駅の老舗駅そばなので、立ち食いそばファンとしては、その味が実は梅田のカレー屋で味わえるという裏技みたいな要素に興奮せずにはいられなかった。

そんなわけで、阪神電車の改札前にこっそり佇んでいるミンガスは、カレーショップとしてだけじゃなく駅そばの名店でもあった。新幹線で大阪に来たら、どこに行くにも大体は梅田を通るかと思う。観光の合間の一食にもオススメなので、カレー好きや立ち食いそば好きは寄ってみてくれ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 カレー&そば ミンガス
住所 大阪市北区梅田3丁目大阪駅前地下街7号
営業時間 平日7:30~22:00 / 土日祝9:00~21:00
定休日 年末・年始

参考リンク:カレー&そば ミンガス
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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