
ここ数年、我が家はもっぱら「はま寿司」派である。自宅から行きやすいこともあり、回転寿司といえば「はま寿司」であった。
ところが先日、近所に新しく「スシロー」がオープン。せっかくなので家族3人で行ってみたところ、思わず言葉を失う事態となったためお伝えしたい。
ちょっと待て、スシローってこんな感じだったか?
・巨大すぎるモニター
オープン直後ということもあり、店の前はかなりの混雑。アプリで予約した時間に店内に入ると、テーブル席へ案内されたのだが……。
モニターでっか!
スシローといえば、個人的にはあの小さなタッチパネルのイメージである。しかし目の前にあるのは、まるで小型テレビのような大型モニター。
なんでも「デジロー」という大型タッチパネルで、2023年9月から導入されているらしい。当サイトでもすでに記事になっているが、実際に目の当たりにするのは初めてだ。
なんというか、巨大すぎてもはや落ち着かない。寿司を食べに来ただけだぞ。
ただ、6歳の娘にとっては、直感的に操作できるのがかなり楽しいようである。勝手にジュースやデザートをカートに入れていくので、あわや大惨事になりかけた。
・無駄にオーバースペック
そんな娘の様子を見ていた妻が、「でも、こっち側の席からだと注文しにくいね」とこぼした……次の瞬間。
マジかよ、注文パネルが両サイドに……!
なんと従来のタッチパネルと違い、同じテーブルで複数人が同時に注文できるようだ。なんという親切設計。
さらによく見ると、画面のバーコードを読み取ってスマホからも注文できるだと……?
我ながら驚きすぎな気もするが、こんなオーバースペックな回転寿司は生まれて初めてである。
あとさっきから気になっていたのが、画面右上にある謎のゲージだ。商品の注文ごとに少しずつ増えていくらしく、何やら格闘ゲームを想起させる。
マックスまで溜まったら超必殺技でも出せるのだろうか?
と思いきや、いきなり画面が切り替わり『だっこずしグランプリ』なるゲームが始まった。いや、さすがに『ビッくらポン』すぎるだろ!
一番目にゴールするのは誰か? 娘が選んだのは「サーモンしろくま」である。いざスタート! その結果は……。
まさかの的中! 単勝1点買い!
しばらくすると、レーンから何かがシャーッと流れてきた。
なんと景品の「ぷくぷくシール」である。
もはやゲーセンのクオリティじゃないか。ここは本当にスシローなのか? 私が知らない間に、「デジタルくら寿司」とでも呼びたくなるような凄まじい進化を遂げていたのだった。
・一抹の寂しさも
調べたところ、このデジローは2026年2月時点で全国150店舗を超える規模に拡大しているらしい。
すっかり浦島太郎状態の私だったが、周りのテーブルを見るとそうとも言えない気がした。
というのも、この日はオープン直後ということもあり、店員さんが新規のお客さんに必ず「操作方法はご存じですか?」と確認していたのだ。
で、ほとんどのテーブルで詳しく説明しているのが聞こえてきたため、少なくとも私の生活圏内では、このシステムはまだまだ珍しいようである。
ただ、少しだけ寂しかったのは、会計の時に店員さんがお皿を数えに来る、あの昔ながらのスシローの光景が見られなくなっていたこと。
注文した商品は自動でカウントされており、会計ボタンを押したらあとはセルフレジに向かうだけだ。
はま寿司などは以前からこのシステムで、間違いなくこちらの方が便利なのだが、なんとなく吉野家が食券制になったかのような味気なさを覚えてしまったのだった。
とはいえ、妻も娘もこのデジローのエンタメ感が非常にお気に召した様子。もしかすると今後、我が家がはま寿司に行く機会は激減するかもしれない。スシロー、恐るべし。
参考リンク:あきんどスシロー、PR TIMES
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼セールで安かったため、初めて注文してみた『びんとろ』がやけにおいしかった。