
日本人の国民食の1つ、うどん。なめらかさが際立つ「稲庭うどん」もあれば、ソフトな食感で人気を博す福岡県の「やわやわうどん(仮称)」もある。もちろん “うどん県” こと香川県の讃岐うどんも超有名だ。
そしてゴリゴリの硬さで知られる「武蔵野うどん」も忘れてはならないうどんの1つ。これまで幾度かにわたり武蔵野うどんを食べてきたが、もしかしたら『武蔵野うどん澤村』は、その最終形なのかもしれない。
・武蔵野うどん
俗に「アゴがぶっ壊れるほど硬いうどん」として知られる武蔵野うどん。その発祥は埼玉県西部と東京の多摩地区あたりで、初めての人はビビるであろう非常に強いコシが最大の特徴だ。
……が、その硬さがウマい! 埼玉県民の友人などの紹介でこれまで何度か武蔵野うどんを食べてきたが、慣れてしまうと他のうどんじゃ物足りなくなる何とも言えぬ中毒性があることは確かだろう。
香川県に次ぐ「うどん消費量全国第2位」の埼玉県にはさまざまな種類のうどんがあるが、ここ数年は武蔵野うどんに勢いがあるのではないだろうか? 事実、都内にも武蔵野うどんの店がチラホラあったりする。
・JR北戸田駅
さて、そんな武蔵野うどんの中でも、今回ご紹介する『武蔵野うどん澤村』はトップランカーの人気店らしい。たまたま北戸田を訪れた際にヒットしたお店だが、どうやら食べログ百名店にも選出された超有名店のようだ。
場所はJR北戸田駅から徒歩15分ほどで、JR埼京線の高架下にある。なんでも週末のピーク時には2時間の行列もあるという、武蔵野うどんの超人気店だ。
その人気を裏付けるように、平日の11時半頃なのにガレージ風の広いお店の中は8割ほど席が埋まっていた。50席以上はありそうな大型の店舗だが、その後も続々と人が入ってきた。
・角のあるうどん
で、注文したのは武蔵野うどんの王道「肉汁うどん」で肉をダブル(1060円)。なお、店員さんいわく「にんにく鴨汁うどん(1060円)」も人気とのことだ。
注文からほどなくして到着した肉汁うどんは、具だくさんのおつゆ……よりも、見るからに硬そうなうどんの主張が強い! うどんは丸みを帯びず角が残っており、食べる前から「絶対に硬い」と予期せざるを得ない。
そして実際にうどんは硬い! 超ハードモード!! 「これ以上硬いと芯が残ってしまうのでは?」という程度にはゴワゴワの、圧倒的に主張が強い “THE・武蔵野うどん” である。
……が、それがウマい! うどん自体にそれなりの塩分があり、甘めのおつゆと一緒に食べても小麦のウマさがしっかり感じられる。うどん本体だけでもかなり満足度は高かった。
・最終形か
さらに卓上の味変調味料の気が利いており、特に「自家製生七味」は風味がガラリと変わり最高! 締めの割りスープ用のお出汁まで含めて「ハイレベルかつ隙のない武蔵野うどん」といった印象だ。
もし私が生まれて初めて武蔵野うどんを食べる人にオススメするなら『武蔵野うどん澤村』をプッシュしたい。味もさることながら店の雰囲気もかなり良かった。いや、ここはレベルが高い。
店を出る頃にはアゴに疲労がたまっていたことはさておき『武蔵野うどん澤村』は人気も納得の超優良店であった。北戸田と聞くと少し遠く感じるかもしれないが、秀逸な武蔵野うどんがあることは確かである。
・今回訪問した店舗の情報
店名 武蔵野うどん澤村
住所 埼玉県戸田市美女木北1-2-25
時間 11:00~16:00
定休日 不定休
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.