
おかしい。たしか先週の6月26日に「かつや」の新商品『海鮮三種とロースの醤油カツ』が発売され、私(あひるねこ)もその記事を書いたはず。
ところが、その翌週にあたる本日2026年7月3日、またしても新商品『大判豚の生姜焼きとチキンカツの合い盛り』が発売されたのだ。もはや「週刊かつや」である。
なんでも「かつや」史上もっとも豪快な生姜焼きで、ダブルかトリプルか選べるとのこと。となればここはトリプル一択だろう。
その結果、私が目にしたのは生姜焼きという名の巨大なフタであった。
・「かつや」新商品
前作から1週間後という、あまりにも短いスパンで発売された『大判豚の生姜焼きとチキンカツの合い盛り』。
いつものように丼と定食の2種類があるのだが、ここで注意したいのが、生姜焼きの枚数も2種類あるという点だ。
価格はダブルだと丼が税込979円・定食が税込1089円、トリプルだと丼が税込1089円・定食が税込1199円となっている。
シングルの選択肢が存在しないという、バグったサーティワンみたいな仕様。さすが俺たちの「かつや」だ。もちろんここはトリプルを選択した。
その実物がこちら。
・肉のフタ
本当のことを言ってしまうと、最初の印象は「写真とちょっと違うな」だった。たしかに大きいが、「かつや」史上もっとも豪快というほどだろうか?
マヨネーズがたっぷり付いているのは、我々 “かつや者” の気持ちをよくわかっているとは思うが……もう一声インパクトがほしいところである。
しかし、箸で持ち上げてみた途端に雰囲気が一変。クジャクの求愛行動並みに羽を広げ始めた。
そうか、こいつ……立ち上がったらデカいタイプの長身キャラか……!
生姜焼きと聞くと、私などはこういうフォルムを想像してしまうのだが……。
今回の生姜焼きは、文字通り大判サイズである。試しに3枚広げて並べてみよう。その結果……。
フタかよ。
そう、そこに横たわっていたのは、自分が「合い盛り丼」であることを完全に忘れた、ただの生姜焼き丼であった。
あるいは、「かつや」から揚げ物という概念を消し去ったアイデンティティ消失丼か。
少しよけると、下からどこか不安そうな表情をしたチキンカツがひょこっと顔を出す。チキンはチキンでも小鳥かよ。
・食べてみた
ではいよいよ生姜焼きを豪快にガブリ。すると、これが思った以上に柔らかい。
薄いと感じる人もいるかもしれないが、それより先に「柔らかい!」が来るのだ。
タレは少々甘めで、ご飯がすすむタイプ。ウマい。
生姜焼きの下にはキャベツが一面に敷かれており、ご飯と一緒にタレがこれでもかとかかっている。
ひとくちに丼と言ってもいろいろな種類があるが、これはご飯とおかずの配分など何も考えず、ただひたすら肉と米を往復するだけの思考停止丼だ。
その間、日常から離れて心が “無” になるという意味では、デジタルデトックスならぬ人生デトックス丼と表現してもいいかもしれない。
個人的には定食よりも丼を断然推したい。
ただ、一つ気になったことがある。それはこの商品全体が、あまりにも生姜焼きの肩を持ちすぎているという点である。
ご飯もキャベツもすべてが生姜焼き仕様というこの状況は、チキンカツにとってさすがにアウェイすぎないか。
いつもの期間限定メニューと比べて、パワーバランスが非・揚げ物の方に若干寄っているような気がしてしまった。まさにチキンカツの受難。頑張れチキンカツ。
・どちらがいいのか
で、結局ダブルがいいのか? それともトリプルがいいのか? 気になる “かつや者” も多いだろうが、私なら問答無用でトリプルを選ぶ。
値段をもう一度見てほしい。丼の場合、ダブルだと税込979円、トリプルだと税込1089円である。そう、たった110円しか変わらないのだ。
個人的には、だったらトリプルを頼んで肉のフタを拝む方がお得だと思う。まあ、そのぶんチキンカツが泣くことになるが……ドンマイ。
『大判豚の生姜焼きとチキンカツの合い盛り丼』は、たしかに「かつや」史上もっとも豪快な生姜焼きであり、同時にもっとも合い盛りとしてのバランスが歪(いびつ)なメニューであった。
「自分は “かつや者” だけど生姜焼きも好き」「むしろ今日は生姜焼きの気分」という人は、ぜひトリプルに挑戦してもらいたい。
そしてその際は、ぜひチキンカツも労ってあげてほしい。ではまた。
参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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▼私が入った店舗では、すでに『海鮮三種とロースの醤油カツ』のPOPがなかった。まさか1週間の命とは……。
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かつや新商品「大判豚の生姜焼きとチキンカツの合い盛り丼」、ダブルかトリプルしか選択肢がなくてバグったサーティワンみたいだった。トリプルは広げるとほぼフタ。#続きは記事で pic.twitter.com/ZaVkKGIoel
— あひるねこ@ロケットニュース24 (@ahirunekoindie) July 3, 2026