
全4回にわたってお送りしてきた本棚のすき間に作るミニチュア「ブックヌック」の制作連載も、今回でいよいよ最終回だ。
最後はLEDを点灯させ、完成したヴェネツィアの街並みをじっくり鑑賞。さらに実際に本棚に飾ってみようと思う。
暗闇の中でライトアップされた姿は、本棚のすき間とは思えないほど幻想的で、まるで異世界をのぞき込んでいるようだった。
・闇に光るヴェネツィア
バラバラに組み立てていたパーツが、ついに一つの世界になった前回。完成した「ブックヌック」は木の箱のような形をしている。
よく見ると小さな窓がついていて……。
そこから中をのぞくこともできる。
それではライトアップしてみよう。左下にあるスイッチに触れると……。
\ パッ /
LEDが点灯。
ヴェネツィアの街並みに、柔らかな灯りがともった。
昼間でも十分に見応えはあったが、ライトアップすることで水路や路地の陰影が増し、まるで街全体に命が吹き込まれたかのようだ。
この景色を眺めながら一杯やりたくなってくる。
・本棚に現れる異世界
続いて、「ブックヌック」本来の設置場所である本棚へ。完成したミニチュアをそっと滑り込ませてみると……。
本と本のすき間から漏れ出る光。のぞき込むとそこには別の世界が広がっている。ある意味、本そのものである。
本棚のすき間にすっぽり収まるコンパクトなサイズだからこそ建物や橋、小物がぎゅっと詰め込まれており、視線を移すたびに新しい発見がある。
ミニチュア好きの心をくすぐる密度だ。
実は現在、この「ブックヌック」は本棚ではなく、娘のおもちゃ棚の上に置いてある。
そもそも本作を購入したのも、たまたま立ち寄った店で娘が展示してあったヴェネツィアの街並みに釘付けになったことがきっかけだった。
娘は事あるごとにLEDのスイッチを押し、「パパすごいねぇ」と言いながら中をのぞき込んでいる。
その姿を見られただけでも、時間をかけて作った価値は十分にあったように思う。
・新たな「沼」の予感
振り返ってみると、「ブックヌック」は難易度のバランスが実に絶妙だった。
デアゴスティーニのような修行めいた細かい作業は少なく、ストレスも極めて少ない。
とはいえ、決して誰でもサクッと完成するレベルでもない。
腰を据えて取り組めば、きちんと完成まで辿り着けるちょうどいい難易度なのだ。
先述した通り完成後の満足度は非常に高く、「また作りたい」と思わせてくれる作品だった。
もちろんデアゴスティーニの、あの恐ろしく微細な作業が恋しくないと言えば嘘になる。
それでも今の私は、「ブックヌック」シリーズの手軽さとクオリティにすっかり魅了されてしまった。
他にもおすすめのミニチュアシリーズがあれば、ぜひ教えてください。また短期連載という形で挑戦してみる……かもしれない。ではまた。
参考リンク:つくるんです本店
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼本棚に入れるとこんな感じ。