
デカ盛り料理はインパクトが命。ゆえに、メニュー写真からして強烈なものが多い。
中には物理法則を無視して盛り盛りになっているメニューもあるが、今回紹介するのは全くの別パターン。デカ盛り店なのに、1つだけメニュー写真がないおかずなのだ。
アピる気ゼロ。でもだからこそ、実物が気になって注文してしまった。お前は一体どんな姿をしているんだ? と。
・デリバリーのお店
そのお店、私は出前アプリ「Rocket Now(ロケットナウ)」で発見したが、ざっと調べたところ「出前館」や「ウーバーイーツ」でも出店しているようだ。
ちなみに、店名は「【めちゃくちゃ美味い!】メガ盛りからあげ丼 まんぞく屋」。念のため言っておくが、「【めちゃくちゃ美味い!】」からが店名である。
ストレートすぎる店名であるが、たしかにメニュー写真はどれも美味そうである。
店名の通り唐揚げがメインで、基本的にデカ盛り。それでいて、メニューは1000円台が多く、デリバリーにしてはそこまで高くない。
ボリュームを考えると、コスパ優秀と言えるかもしれない。
その中で、1つだけ唐揚げ以外のおかずがあった。「分厚いトンカツ(1000円)」である。
気になるのは、「分厚い」と謳(うた)っていながら商品写真がないこと。他の唐揚げ丼などは全てメニュー写真と共にボリュームをアピっているのに、これだけナシなのだ。
なぜなのか? と考えているうちに、「分厚いトンカツ」がだんだん不気味な存在に思えてくる。
もしかして……
底が知れないほどの分厚さなのか?
あるいは……
ただのネーミング詐欺なのか?
どっちなのか確かめるべく注文したのだが、最終的に全く別のことが気になる羽目に……。
・いきなり結論
先に実際の商品を紹介すると、「分厚いトンカツ」はこんな感じ。
分厚いといえば分厚いが、圧倒的というほどでもない。1番分厚いところで、2cm弱という感じ。
最近はコンビニなどでも極厚のカツサンドが売られているから、ハードルが上がっているのもあるだろう。そこまで厚みにインパクトがないというのが正直なところ。
ただ、開封した際に私は厚み以外のところで「おぉ〜」となってしまった。トンカツがカットされてなかったからだ。
メンチカツやコロッケのように、そのままの姿。これがパンに挟むことを想定しているトンカツなら分かる。
だが、お店のメニュー的に明らかにご飯で食べることを想定したトンカツ。だからだろう、切られていない姿のトンカツはワイルドで存在感があった。
・“あえて” なのか?
よくよく考えれば、トンカツはカットした状態で提供されるのが当たり前だと思い込んでいた。あるいはカツカレーでも、切られていることが多い。お箸やスプーンで食べるからだ。
でも、別にコロッケのようにトンカツを齧(かじ)ったっていい。それが嫌なら、自分でカットすればいい。また、直前まで温かさをキープするために「ノーカット状態の方がいい」という人だっているだろう。
つまり、カットしてないのは “あえて” であり、多様なニーズに応えるための工夫……と言えなくもない。一方で、店のスタイル的にただワイルドなだけという可能性も捨てきれない。
一体どっちなんだ?
というわけで、厚みはどれくらいかという疑問を解消するために購入したのに、結果的にまた別の疑問が残ってしまった。
それを確かめる術はない……が、少なくともネーミング詐欺と言えるほど薄いトンカツではなかった。
なお、「【めちゃくちゃ美味い!】メガ盛りからあげ丼 まんぞく屋」自体は都内以外にも店舗があるもよう。
もしあなたの住んでいるエリアからも注文が可能で、商品写真のないトンカツが気になったら本記事を思い出してみてくれ。ではまた!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Rocket Now(iOS)
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▼カットするとこんな感じ