
レトルトカレーといえば、手軽に食事を摂るための常備食、もしくはいざという時の非常食としても役立つ保存食品である。大手メーカーの定番から、ブランドもの・ご当地もの、はたまた特殊な味付けの変わりものまで、その数は計り知れない。
とはいえ、所詮レトルトカレー。あって邪魔にならない程度にしか、私(佐藤)は考えていないのだが、最近訪ねたアジア食材のお店で、高級と言わざるを得ない逸品を発見した。
1つ税込1228円の「ミャンマーポークカレー ウェッターヒン」である。高い! 市販のものなら3~4個、物によってはもっと買えそうなのだが、実際に食べてみたら価格に納得。これはお店の味と言わざるを得ない。
・来たことのあるアジア食材店
この商品を見つけたのは、東京・吉祥寺のアジア食品専門店「亜州太陽市場」である。ラオックスグループのシャディ株式会社が運営するこのお店、たしか以前に訪ねたことがあったはず。オープン日に行った気がするのだが~……。
当サイトで紹介した記憶があるのに、いくら探しても記事が出て来ない。どうやら、そんな記事は書いていなかったらしい。この歳(52歳)になると、覚えていたはずのことをバンバン忘れるし、やってもいないことをやった気にもなるし……。もはや、何がなんだかさっぱりわからん!
・1228円のレトルトカレーの味は?
まあ、そんな私のささやかな嘆きは置いておいて、飛び切り値段の高いカレーを買ってきました。これを手にしたのは驚異的な価格もさることながら、ミャンマーカレーだったからというのもある。
私にとって、アジア食材・料理の中でもミャンマーは馴染みが薄い。最近になってミャンマーレストランに行くようになって、少し興味が湧いてきたのである。
「ウェッターヒン」とは、商品の名にあるようにミャンマーのポークカレーを意味している。この商品は、グルテンフリー、つまり小麦粉を使っていないそうだ。
商品をプロデュースしたのは、「ミャンマーカレー活動家」の肩書きを持つ保芦ヒロスケさん。彼は2011年に初めてミャンマーを訪れ、2014年にミャンマーカレーのレトルト商品化を決意。2018年に「チェッターヒン極辛」の製造販売を開始したのだとか。
彼によると、ミャンマーカレーは「カレー界最後の至宝」とのこと。3年の歳月をかけて完成させたカレーは一体どんな味なのだろうか?
レンチンしたいので、まずは袋から器にあける。見るからに本格的、すでにスパイスの香りがプンプンしている。
レンジの加熱は500ワットで2分30秒~3分とのことなので、その間をとって、2分45秒加熱する。
そうして温まったカレーをご飯の上にかけて完成。ちょっと待って、器に盛っただけなのに、その見た目は専門店の一皿のような貫禄すら感じられる。
写真では少しわかりにくいが、めちゃくちゃデカい特大豚バラ肉がドン! と2つも入っている。それだけでも1000円超えの価値を感じさせてくれる。
まずはカレーそのものの味をたしかめてみると、トマトとタマリンドの酸味がしっかりとしていて、味も濃厚。肉があるからこの価格というわけではなく、味からも価格に見合う価値がうかがえる。
肉塊を持ち上げるとこの通り。圧倒的大きさと重量感、それが2つも入っている。ただデカいだけではなく、とても柔らかくてスプーンでも容易に割けるほどだ。ココイチの肉塊カレーを彷彿とさせる。
ご飯との相性はいうまでもなくバッチリで、玉ねぎをはじめとする野菜の甘さと、香ばしいピーナッツオイルの香りが胃袋を刺激する。スパイシーでありながらも、味は奥深く、そしてどこか優しさを感じられる、ミャンマーらしいカレーだ。
値段は少し高いけど、それに見合うだけの価値は十分にある。亜州太陽市場のお近くの人はお店で、行けない人は保芦さんの「ヒロスケカレー」公式オンラインストアで買い求めると良いだろう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 亜州太陽市場 吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目2-7
時間 10:00~20:00
参考リンク:ヒロスケカレー、亜州太陽市場
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24