
たまごかけご飯サイコー! 醤油と混ぜて白飯にぶっかける!! TKGは素材としての卵のポテンシャルを最大限に発揮する食べ方だと言えよう。ウマイたまごでやったらより最高に違いない。でも、ガチのこだわり卵ってスーパーとかにはないよな。幻級のたまごでTKGしてみたいなあ。
意識が高まっていたためか、駒込を歩いていたら、ビルに『幻の卵屋さん』という看板が出ているのを発見した。あれ? これって、駅とかでたまに期間限定オープンしてる流浪のブランドたまご店では?
・知ってる『幻の卵屋さん』と違う
特設コーナーを旅する形式のため、『幻の卵屋さん』がどこまで知られている店かは定かではない。私(中澤)はロケットニュース24の以前の記事で、和才雄一郎記者がブランド卵を買ってるのがめっちゃ羨ましかったので覚えていたわけだ。
ただ、駒込で見つけた『幻の卵屋さん』は、そういった特設店ではない。ビルの1階テナントに入ってもうてる。流浪とか無理そうなくらいバチコンと。
・まさかのオープン初日
初めて通りがかった際はクローズだったんだけど、先日の土曜日に再び様子を見に通りかかったら今度はちゃんとオープンしていた。スタッフさんに聞いたところ、「営業時間は14時から19時で定休日は月火」とのこと。
前回訪れた際はクローズしていたため土日営業なのかと思ったんだけど、なんと今日6月13日がオープン初日なんだそうな。さらに、私は1人目の客らしい。通りすがりで1ゲットしてしまった。
・Mr.TKGが運営
だからか、運営責任者さんも普通にいたため話を聞いてみることにした。上野さんは『一般社団法人 日本たまごかけごはん研究所』の代表理事も務めており、界隈では「Mr.TKG」と呼ばれているらしい。まず、常設店って初めてですよね?
Mr.TKG「はい、ウチが卸として関わり販売されているお店はあったんですが、直営での常設店はここが初です」
──なぜ直営常設店を開いたんですか?
Mr.TKG「どこにでもあるものじゃないのでオンライン販売が強いんですが、1つはそのオンラインショップの基地としての役割を見ています。もちろん、ご来店いただいて購入することも可能ですし」
──確かに、並んでる卵が初めて見るものばかりです。スーパーどころかデパ地下にすら売ってないような。
Mr.TKG「基本的に農家は作ることに集中していて地域密着販売なんですね。例えば、その地域の旅館や料亭に卸してるとか。ブランド卵ってそういうクローズなものが多いんです。
でも、コロナ禍の時、旅館とかが軒並み休業したじゃないですか。卸先が無くなっちゃって、全国の農家から悲鳴が上がってて。良い卵をなんとか広める手助けができたらと思って始めたのが『幻の卵屋さん』だったんです。今では、130個のブランド卵が登録されていて、常時70個から100個が稼働しています」
──そんなにあるんですね! 審査とかあったりするんですか?
Mr.TKG「そうですね。断る場合も多く、審査についてはかなり厳正にしてます。ラインナップされる卵は選ばれし卵です」
──とのこと。見たことないというだけでなく、質の高さについてもかなりこだわっている様子。私が訪れた時は店頭に12種類の卵が並んでいた。普通ではなかなか購入できないブランド卵が一つのところに常時これだけ集まっているのは、マニア垂涎であるように思う。
・オススメ3選
購入は1パック(6個)からで、パックに欲しい卵を詰めてレジで精算する形。それぞれが高級ブランド卵であることを考えると、1パック1000円と価格が固定なのは良いところだと思う。
参考までに、Mr.TKGにオススメを聞いてみたところ、今ある中で一番高いのが、マンゴーとココナッツを飼料にした熊本のプレミアムたまご『タマンゴ』が1粒880円らしい。先日食べた烏骨鶏卵でさえ1個756円だったというのに。
また、“至高の白玉” こと秋田の『黄身の余韻』は、皇室献上の一品なのだとか。6個1000円でいいんですか……?
さらに、『夢王』は「日本たまごかけごはん祭り」第2、3、4回を優勝し殿堂入りした卵だという。
他にも、ゆずの香りで女性人気が高い高知の『ゆずたま』、美食家がTKGに合うと絶賛の高知『土佐ジロー』などなど、情報だけ見ていると目移り必至のラインナップだったので、残りの3つは地域とか見た目で選別した。オススメの『タマンゴ』『黄身の余韻』『夢王』の3つだけでも1000円が安く感じる。
・食べ比べて驚いたこと
この3つを食べてみたところ、味的に違いを感じたのは混ぜた後のトロみ。『タマンゴ』はトロッとしていて、『黄身の余韻』『夢王』はサラッとしている。
これがたまごかけご飯にしても反映され食感の違いになるんだけど、卵黄のまろやかなコクを愛する私としては『黄身の余韻』が特にコクが感じられウマかった。
それにしても驚いたのは、味レベルの安定感。要するに、全部ウマイので、食べ比べたら好みはあるけれど、レベルの差は感じられない。その圧倒的なレベルの高さにこう思った。「どれを買ってもウマイに違いない」と。
普段触れることがないレベルのブランド卵が並ぶこの店。でも、プレミア度だけではなく、気軽にブランド卵の食べ比べができるという意味でも稀有な店と言えるだろう。卵好きは要チェックだ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 幻の卵屋さん 本駒込本店
住所 東京都文京区本駒込5-72-1
営業時間 14:00~19:00
定休日 月・火
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼皇室献上品の秋田「黄身の余韻」
▼女性に人気の卵や
▼変わった色の卵など知らない卵との出会いも
▼ブランド卵ってこんなにあるんだなあ
▼グッズもあるので卵を愛する人はぜひ