
スワイプで流れていく玉石混合の世界。TikTokってマジで世界だと思うんだよね。その回転はカオティックであり、ゆえにバズっても共通の話題化しない。オープンワールドが極まりすぎて、逆に話題自体はクロージングなのである。選択肢が多すぎて絞れない。選択のパラドックスだ。完全なる自由は不自由なのである。
無論、世界の全てを知る必要なんてない。私(中澤)はこそこそ話で十分である。そんな気分でTikTokをスワイプしていたところ、どん兵衛のアレンジレシピがバズっていたのだが……スワイプする前にレシピ説明が完了しただと!?
・入れるだけ
伊予の早曲がりみたいなそのアレンジ動画が紹介していたレシピはどん兵衛を使った「カレーそば」の作り方である。確かにどん兵衛ってカレーうどんは定番だけど、カレーそばは無いよな。調べたところ稀にカレー南蛮そばが販売されているようだけど、今は買えないし。
日清に支配されるくらいなら自分で作ってやるぜ! そう考えたどん兵衛カレーそばマニアがいたのかどうかは定かではないが、元々が粉末スープを入れてお湯を注ぐだけで完成するものなので、カレーそばの作り方も超簡単。粉末スープを入れる段階で……
カレールーをひと欠片入れるだけだ。アレンジの手順はこれで完了。後は「お湯入れる時にちょっと多めに」とか言ってたけど、やってみた感じ別に普通の量で大丈夫だった。
・極めてお手軽
私が購入したカレールーは『ゴールデンカレー中辛(税込321円)』なんだけど、これは箱1個につき8欠片なので、1杯にかかったカレールー代は約40円。どん兵衛天ぷらそばは1個171円なので1食211円ということになる。
日清オンラインストアでのカレーうどんの販売価格は、2026年5月現在1個税込267円なので、アレンジカレーそばの方が安い。手順のシンプルさと良い、価格と良い、バズるのも分かる気がする。では味はどうなのかと言うと……
・優勝
これが悔しいくらいウマイ。特につゆが激ウマだ。どん兵衛のだしの風味が『ゴールデンカレー』の濃縮されたコクでチートレベルに底上げされている。あまりにつゆがウマかったので……
余ったつゆにローソンの白米おにぎりと温泉卵をぶち込んでみたところ……
優勝した。
・自由とは
思わずこぶしを突き上げそうになる味である。これでも1食税込477円とワンコイン以下なんだから凄い。トッピングの自由度も高くて良いアレンジレシピと言えるだろう。
つまり、人が自由を感じる瞬間とはこういうこと。そして、いかにシンプルに幸福な自由を与えるか。このどん兵衛アレンジを食べて、バズるレシピの鍵を垣間見たような気がしたのだった。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼粉末スープとカレールーひとかけらを入れる
▼お湯を注ぐ
▼フタして3分待ったら……
▼混ぜて
▼天ぷら乗せたら完成