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【混乱】横浜で開催中の『祝 閉店!可哀想に!デパート』展に行ったら、何を見たのか説明できないのに2時間たっていた

57分前

「レシピを知っている人は世界に4人しかいないらしいが、その4人は現在服役中。」

「政治家不在の県ならではの魅力。」

そんなシュールでセンスのある展示が並ぶのが、横浜のスカイビルにて開催中の『祝 閉店!可哀想に!デパート』展である。

今回はキャラクター好きの長女とともに、オープン初日に突撃してきた。事前情報は正直かなり謎が多かったのだが、結論から言うと、想像以上にめちゃくちゃおもしろかった。

なんならキャラクターへの興味は関係なく楽しめるし、気づけば2時間滞在していた。

・「可哀想に!」とは何者か

『祝 閉店!可哀想に!デパート』展を手がけるのは、クリエイターの可哀想に!。

「おぱんちゅうさぎ」「んぽちゃむ」などのキャラクターで知られ、独特な世界観と、ちょっと理不尽で不憫な笑いがクセになる作風で人気を集めている。

そんなクリエイターによる、前代未聞の体験空間として『祝 閉店!可哀想に!デパート』展が開催されているのだが、おそらくここまで読んでも、いったいどんなイベントなのかよくわからないと思う。

私も実際に訪問する前はそうだった……が、実際に行ってみると、これがめちゃくちゃおもしろい。ウキウキワクワクするタイプの楽しさというよりは、噛めば噛むほど味が出るスルメ的なおもしろさだ。


・まるごとデパート型展示

『祝 閉店!可哀想に!デパート』展は、デパ地下、レストラン、高級服売り場、メイクフロアといった王道の売り場に加え、警備室やインフォメーションまで再現されている。

ただの展示ではなく、空想のデパートの世界観の中、さまざまなコンテンツを楽しむことができる。

入場チケットは3300円。全20コーナー、100点以上の展示物があり、売り場ごとに世界観がガラッと変わるのも特徴である。

全ては紹介し切れないし、訪問予定の方への楽しみも残しておきたいのでいくつかピックアップしたいと思う。



まずは、B2フロアから。

一見、香水売り場のように見えるが……


MOTOKARE NO KAORI


「元カレの香り」と書かれている!

各香水に書かれた言葉を直訳すると、

・永遠に割り勘
・あなたの口を閉じろ
・マジで激オコの5秒前

など、きっと元カレとのいろんな思い出がこの香水に詰まっているんだろうなぁということがひしひしと伝わってくる。

真面目にふざけている、細かな商品説明も好きだ。


同じく美容関連だと、流行りの顔診断もある。

カメラの前に立つと、一風変わった顔診断をしてくれる。毎回、結果は変わるのでいろんな顔をして試してみるのもおもしろいかも。


ところどころ貼ってあるポスターも、非常にリアル。

この映画、実際に予告編を見ることができるのだが、なかなか本格的かつクレイジーである。

こんなポスターなんかもあった。


・バックヤード

警備員たちの休憩エリアにも潜入することができる。

真面目にモニターを見てるかと思いきや……



えらいこっちゃ~~~


こんな人と一緒に仕事したくないよ、私。


あと、こんな弁当、本当に売れてるんかい。

このエリアだけでもツッコミどころは満載である。ちなみに、モニターに映っているのは実際の会場内の様子。

無防備な来場者の姿をぼんやり眺めているだけでも、なんだかおもしろい。



・止められない止まらない、独特の世界観

ほかにも、独特の世界観の中を歩いていく。かなり細かいところまで、凝っているのでぜひじっくりと見てみてほしい。


しばらくすると、グルメコーナーに到着。

“けんけん県” という架空の県の物産展が開催されているのだが、ここは「政治家不在ならではの魅力」があるらしい。

ちょっとした風刺が効いていて、なかなかいい。


架空のスイーツも充実しており、笑顔が入荷待ちだったり、レシピを知る4人が全員服役中だったり……

パティシエの経歴が謎だったり、もうめちゃくちゃである。


・来場者が可哀想に! にならない配慮

ここまで読んでも、このイベントの全貌がいまいちつかめていない人も多いかもしれないが、ご安心を。このあたりで「可哀想に!デパート」の年表が登場する。

まずはB2フロアをざっくり見て、世界観をなんとなく把握し、そのあと年表で一度整理し、改めてじっくり見直すという回り方が、個人的にはおすすめだ。

なお、B2からB1に上がると、再びB2には戻れない仕様になっているので要注意。うっかり見逃すと、取り返しがつかない。これは地味に重要なポイントである。


・終わらない混沌

B1フロアには、ペットのためのペットショップ「ガチペット」や、宇宙にあるレストラン「ファミレス屋」などの展示が広がっている。

さきほどポスターで宣伝されていた映画もこちらの「CINEMA」で本格的な予告編を鑑賞することができる。

そして、その隣にはクラブ「TOHOKENNAI」も。

せっかくなので私も踊ってみる。



調子に乗りすぎると、彼らのようにゲロってしまうかもしれないので、ホドホドに……。


・ゲームや占いコンテンツも

占いサロン『友の会』では、あえて極端すぎる回答を選ぶことでタイプを導き出す、 “19タイプ診断” が楽しめる。

診断結果に応じて「○○なあなたはこれ!」と、描き下ろしのオリジナルクセ強キャラクターが登場。

あなたにぴったり(なのかどうかちょっと怪しい)姿が提示される仕組みだ。私は、社長令嬢ドラゴンだったが……


は?


ゲームセンター「エイチピーゼロ」では、3種類のゲームが楽しめる。

単純だけど、かなり難しいぞ。


・限定グッズも抜かりない

さらに、会場では本展限定のオリジナルグッズも販売。

ここでしか手に入らないアイテムのほか、おなじみの人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」の商品も。


・現地でこのカオスを堪能してほしい

ここまで紹介してきたが、正直、まだ半分も魅力を伝えきれていない。

細かすぎる設定、シュールな言葉選び、そしてじわじわくる違和感。

そのすべてが絶妙に組み合わさり、気づけばじっくり見入ってしまう不思議な空間だった。私のように「ちょっと変わったものが好き」という人なら、かなり高確率でハマるはずである。

ちなみに、私は気づけば2時間。何を見ていたのか、うまく説明できないのに、なぜか満足感だけはしっかり残っている。

・今回訪れた展示会の詳細

店名 『祝 閉店!可哀想に!デパート』展
住所 神奈川県横浜市西区高島2丁目19-12 スカイビルB1階・B2階
会期 2026年4月25日〜 2026年7月20日
時間 10:00~19:00(最終入場 18:00)
入場料 一般3300円 / 高校生1500円 / 中学生以下無料

参考リンク:「祝 閉店!可哀想に!デパート」展
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

▼横浜で開催中の「祝 閉店!可哀想に!デパート」展

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