2026年4月14日、都内某所にてNEXCO東日本による「第2回 ハイウェイめし甲子園」2代目ハイウェイめし王者決定式が開催された。

東日本エリアにあるサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)のグルメNo.1を決めるもので、12道県から125品がエントリー。累計11万2570票もの投票により、この度の覇者が決定した。

会場にはトップ3まで勝ち残ったメニューのシェフも集結。実際に試食させて頂いたのだが……どれもSA・PAで食べられるとは到底思えぬクオリティだ! 正直な話、旅館やホテルの晩飯より美味いまである

・優勝は茨城

先に結果からお伝えしよう。

優勝 茨城県代表 常磐道 友部SA(上り線) 東武食品サービス株式会社
夢の茨城旅行~お守りはmikittyのサイン~THANK YOU SO MUCH cholo」(1500円)


準優勝 福島県代表 常磐道 四倉PA(上下線)株式会社エイブル
海鮮ミックスフライ定食」(1480円)


第3位 埼玉県代表 東北道 蓮田SA(下り線)ジャパンフードマネジメント株式会社
カレボナーラまぜうどん」(1000円)


応援に駆け付けた各都道府県のご当地キャラが見守る中、これ等3品のシェフには表彰状とトロフィーが授与された。


・面白さとウマさの両立

さて、ここで最も気になるのは、どれほど美味いのかという点だろう。実は順位の発表が行われた後に、それぞれのシェフが実際に会場併設のキッチンで調理! 私も試食できたので、正直なレビューをお伝えしていく。


まずは3位の蓮田SA(下り線)「カレボナーラまぜうどん」。基本の状態は、釜玉きしめんのようなビジュアル。


ここにカルボナーラソースやカレーソースを入れて味変していくというもの。


驚くべきは、どの状態も味の独立性が高く、個別の料理として成立しうるクオリティに至っているという点。

食べ方は釜玉、カルボナーラ、カレー、そしてライスを投入というスタイルがオフィシャルに提案されている。面白さとウマさの両立を見事に果たした一品


・常磐もの

次は準優勝の四倉PA(上下線)「海鮮ミックスフライ定食」。3品のうち、最もストレートに土地の食材の強みを活かしたのは、これだと思う。

ここは漁港と二人三脚でやってきたそう。毎朝シェフが漁港まで買い付けに行くため、その日仕入れた魚次第でフライの中身が変わる


仕入れてすぐに捌き、そのままフライにするため鮮度が違う。この日はエビのほか、アナゴ、アンコウ、カナガシラのフライだった。


どれも世のフライ定食ではあまり見ない魚で、珍しさがある。カナガシラのフライは福島ではまま見るもので、そのあたりは土地特有の味わいであるという見方もできるかもしれない。

料理としてはシンプルだが、この揚げたての美味さは圧倒的だった。あまりの美味さに、私は試食をリピートしてしまったレベル

個人的な優勝は「海鮮ミックスフライ定食」。サイズも素晴らしく、参考までに、アンバサダーとして登壇したはっしー氏がエビをかかげた時の様子はこちら。


ちなみにはっしー氏は、司会のお姉さんが喋っている隙をつき


何度も食べて堪能していた。フライの美味さを実際に味わった私としては、この美味そうな表情は本物だったと確信している。


ウマさに感動したのでシェフにメニューの詳細や今後の予定を伺った。シェフによると、フライは4種で固定。エビもほぼ固定で、今年の8月まで提供の予定だそう。

旬の魚を取り入れて行きたいという考えもあるそうだ。私も本気で一押しだ。四倉PAを通過する際はマスト。


・一人だけコース料理やってる

最後は優勝に輝いた友部SA(上り線)「夢の茨城旅行~お守りはmikittyのサイン~THANK YOU SO MUCH cholo」。

メインは「つくば美豚のローストポーク“ひつまぶし風”」なのだが


サイドに以下の料理が付いてくる。

・天然ひらめの香草パン粉焼き 大葉とピーナツのジェノベーゼ トマトのロースト
・笠間飯村さんの舞茸イタリア風
・常陸牛のブレゼ 茨城採れたて温野菜添え
・大子 八溝わさび
・笠間 自然薯
・大洗 吉田屋八代目の梅干
・お吸い物
・茨城産しらすとおかかの和風サラダ
・オリジナルスイーツ

他が一品料理で勝負するところ、友部SAはコース料理をブチかましてきたようなものである。SAで出せる料理で、そんなことが可能だったのか……!

まずメインのひつまぶし風ローストポーク丼が素晴らしかった! ポークが上品に甘く、しっとりした口当たり。いい豚肉ですよ。

この時点で100%の完成度だが、カツオベースの出汁をかけると、一気に風景が変わる! 

こいつに八溝わさびや大洗の梅干を合わせていただくわけです。ちなみに、このワサビと梅干。単体で滅茶苦茶うまいです

このカツオ出汁の味付けと濃さもテクニカルだった。豚や他のトッピングとの間で、何らかの味の相乗効果が発揮されているように思える。

ヒラメと舞茸もいい仕事をしている。量は一口分程度。しかし茨城にはこういう美味いものがあるぞと知らしめるに十分のパワーを持っている。


容器も茨城産だ。笠間焼の窯元 向山窯に特注したものだそう。圧倒的な茨城純度。このクオリティで1500円なのだから驚愕だ。

友部SA上り線内フードコートの「珠玉の蔵」で提供されているそう。これを食べるためだけに、あえて友部SAを利用するのは、人生における最も正しい判断の1つと言えるだろう。

ぶっちゃけ、多くのホテルや旅館の本気のディナーと比して、ボリュームはともかく、テクニカルさと美味さでは「夢の茨城旅行~お守りはmikittyのサイン~THANK YOU SO MUCH cholo」が勝っていると言っても過言ではない水準。

ということで、NEXCO東日本「第2回 ハイウェイめし甲子園」。まさかSA・PAのメシがこれほどまで高いレベルに至っているとは思わなかった! 

まあ約11万人もの顧客の正直な意見により、ほぼ東日本最強に選ばれたといっても過言ではないTOP3の品だったから……というのもあるかもしれないが。

リアルに美味い美味いと連呼することしかできないくらいに美味かったので、GWの予定でそれぞれのエリアに向かう予定の方は是非。予定に無い方も、今から予定に組み込んで食べに行ってみてください。

参考リンク:PR TIMES
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼「はっしー賞」も発表された。

東北道・長者原SA上り線「長者めし」

東北道・岩手山SA下り線「杜仲茶ポークの彩り豚カラ丼」

上信越道・松代PA上り線「わさびコロッケ そばとろろご飯セット」

優勝の喜びで良く伸びていたねばーる君。