
東京・神保町に大阪王将の新業態がある。『東京都大阪王将市餃子特区』といい、オープンしたのは2025年の12月と比較的新しい。
ゆえに知らない人も多いかもしれないが、場所は本記事で以前に紹介した「大阪王将 神保町店」があったところ。
大阪王将の神保町店自体が限定メニューの多い特殊店舗的な位置付けだったが、それがそのままパワーアップして新業態になった形だ。
どんな店舗なのかと思ってPR TIMESを見ると、以前にあった「大阪王将 神保町店」に触れ、「“ちょい飲み” 需要が盛り上がっていました」と記載がある。
だから、新しい店舗はその需要に応えるために “ちょい飲み” 仕様と思ったら……
全然違った!
実際に行ってみると、『東京都大阪王将市餃子特区』は完全なるガチ飲み仕様だった。
そもそも置いてあるお酒の種類がすごい。ビール、ハイボール、日本酒、焼酎あたりは当然として、シャンパンまで。PR TIMESによると、合計で120種類以上もあるらしい。
これだけ酒が揃っていて、 “ちょい” で済むわけがない。
さらにさらに、置いてある料理もお酒に合うものが多い。メインである餃子だけでも「東京羽根付き爆汁餃子」「東京羽根付きSUKIYAKI餃子」「東京爆汁ゆであげ餃子」と何種類も揃っている。
そのほか、「お好み焼き棒」「揚げたこ焼き」などのコテコテの関西メニューも。
これだけお酒のすすむ料理が揃っていて、“ちょい” で済むわけがない(2回目)。
以上の理由から、『東京都大阪王将市餃子特区』はガチ飲み仕様であることが明白であるが、ダメ押しでもう1つある。
こちらの店舗は、大阪王将の看板メニューである天津飯がないのだ。
ついでに言うと、チャーハンも夜は提供していない。ご飯ものは0ではないものの、ノーマルの大阪王将店舗に比べたらめちゃくちゃ少ない。
つまるところ、「飯より酒だ」の姿勢を明確に打ち出しているのである。
私自身、『東京都大阪王将市餃子特区』を訪れたときに最も驚いたのが “ご飯もの” で、大阪王将の天津飯を愛する身としては正直寂しかった。
しかし、看板メニューである天津飯やチャーハンを置いていない(店員さんによるとランチタイムはチャーハンあり)という点にお店の覚悟を感じるのも事実。
かっこよく言うならば、成功体験を忘れて新たにチャレンジしていこうという意思が感じられる商品ラインナップと言える。
・気になった点
ただ1つ気になったのが餃子だ。お店の名前が『東京都大阪王将市餃子特区』というだけに、こちらのメインは餃子と言っていいだろうが……
ややお高めなのだ。少なくとも、大阪王将のノーマル店舗で販売されている餃子価格に慣れた身だと、割高感があったのは事実。
具体例を挙げると、私がよく行く大阪王将では餃子1人前が330円なのに対して、『東京都大阪王将市餃子特区』で私が食べた「東京羽根付き爆汁餃子」は539円。単純計算して価格差は1.5倍以上だ。
それだけ高いからにはそれだけ美味しくないとお客さんは納得しない。しかし、ここで難しいのは大阪王将のノーマル餃子が「安くて美味い」を実現してしまっていること。
ニューカマーの新業態店舗からすると、超えなきゃいけない壁が結構な高さ。
誤解なきように言っておくと、「東京羽根付き爆汁餃子」がダメなわけではない。むしろ、美味しかった。ビールも進みまくったし、なんなら最高だった。
しかし、大阪王将のノーマル餃子に比べて圧倒的かと言われると……そこは判断が分かれると思ったのが正直なところ。
まぁどちらにせよ、『東京都大阪王将市餃子特区』は大阪王将にはないメニューだらけで、なんとも新鮮。大阪王将のファンならば一度は訪れる価値があるだろう。
注意すべきは、先に述べたように看板メニューの天津飯がないこと。そして何より、”ちょい飲み” のつもりでも “ガチ飲み” になりかねないことだ。その意味でも、覚悟して訪れることをおすすめしたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 東京都大阪王将市餃子特区
住所 東京都千代田区神田神保町2-7
時間 月〜土曜日11:30〜23:00(L.O.22:30)、日・祝日11:30〜22:00(L.O.21:30)
参考リンク:大阪王将「大阪王将の新業態が東京に誕生(PDF)」、PR TIMES、Instagram @osakaohshojimbochoten(公式)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼こちらが、東京羽根付き爆汁餃子(539円)。美味し!
▼ひっくり返すとこんな感じ。たしかに、手作り感あふれる餃子であった
▼お好み焼き棒(396円)。メニュー全般的にコテコテ系多め
▼飲んだあとの締めにちょうど良さそうな中華そば(750円)
▼お通し(300円)。これが発生するってことは、明らかに居酒屋だ